こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
犬の皮膚アレルギーは年々増加してきてるみたいです。体毛が抜け落ちたり、発疹が出たり、かゆい部分が赤くはれ上がったりと、見ていてこっちがつらくなっちゃいますよね^_^;
日本に住んでいる犬の「約5割(半分)が病気」と言われていますが、その中でも特に多いのは皮膚アレルギーです。
でも、皮膚アレルギーって意外とすぐに治っちゃう病気なのです。
皮膚アレルギーはほとんどの場合、今食べているドッグフードが原因だと言われています。だからドッグフードを見直してやれば意外とすぐに治っちゃったりします。
でもどうしてアレルギーになったか原因を知りたい方もいますよね。そのために「犬のアレルギー検査」があります。
そもそも犬は狼の派生であり、野生動物です!
犬は狼の進化の過程で生まれ、人間との生活に適応しながら「雑食性」となりました。だからもともとは肉食動物なのです。
野生で暮らしているときは人間の環境でかかるようなアレルギーにはなりませんでした。それなのに人間に飼われるようになってから、急にアレルギーになる犬が増えました。
もちろん人間がペットとして飼いやすいように品種改良したり、室内で飼うことができる室内犬などの登場によって、犬自体の抵抗力が弱くなってきているという背景もあります。
しかし、それよりも大きく違うのは「犬の毎日の食事=ドッグフード」です。
犬からしてみれば室内はどんな動物にも襲われない最高の環境です。もし犬が、昼は外で狩りをして夜は人間の家に帰ってくるという生活をすればアレルギーもなくなるかもしれません。でもそんなことは不可能です。
野生の時とは大きく違う「食生活」が犬の皮膚アレルギーを引き起こす原因になっているのは間違いないでしょう。
犬のアレルギーは検査することが可能です。
もちろん、まずはドッグフードを見直すことから始めるべきですが、あまりに愛犬の体がひどい状態になればすぐにアレルギー検査をするべきだと思います。その場合は獣医の先生に相談しましょう。
そんな緊急性がある時は、価格は高くなりますが検査方法として「採血」をおすすめします。100%というわけではないですが、確率の部分では「採血」が最も信頼できる検査方法です。
アレルギー検査は信憑性が低い!?
犬のアレルギー検査は信憑性が低いと言われています。
特に体毛による検査は確率が低く「鶏肉はいいけど牛肉はダメですよ」と言っていたのが真逆だった場合もあります。
確実性を求めたいのであれば、より高度な精度を誇っている血液検査をするべきです。
血液検査も確実に信憑性があるわけではないですが、体毛による検査よりも確率は高くなるので、飼い主としても少しは安心できるんじゃないでしょうか。
ただし、値段はかなり高くなります。高いところだと1万円以上かかることもあるみたいです。ちなみに犬は保険適用外です。
結局はドッグフードを見直さないといけない!
アレルギー検査をして、飼い主として安心できる部分もあります。
ですが、結局のところ「〇〇という原材料がダメです」というように食物アレルギーと診断され、ドッグフードを見直す以外方法はありません。
だから、獣医さんに相談したとしても「まずはドッグフードから見直していきましょう」と言われることがほとんどです。
犬のアレルギーを改善するための薬はありません。
しかし、アレルゲンの入っていない食事に切り替えてあげることで、ほとんどの場合は自然に改善していくでしょう。
まずは焦らずに、今食べているドッグフードから見直すようにしてくださいね。