こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
いきなりですが、愛犬家のみなさんに質問です。
『あなたはどのような基準でドッグフードを選んでいますか?』
ドッグフードを選ぶときには必ず知っておいてほしい「6つの条件」があります。これは当サイトで「安全なドッグフードを選ぶ基準」としておすすめしている内容です。
ちなみに当サイトの人気ページは、世の中に数多くあるドッグフードを全て徹底調査した上で、辛口評価の管理人が「5段階評価でドッグフードを辛口評価」しています。そのときにも、この「6つの基準」を元に評価しています。
ぜひ、ドッグフードを選ぶときの基準にしていただければと思い、当サイト独自の評価基準も公開したいと思います。「何を基準にして良いドッグフードを探せばいいのかわからない…」と言う方は、これを見ながらドッグフードを選んで頂ければ間違いないと思います。
【条件その①】100%無添加なのか?
人口添加物はこの自然界には存在しない成分です。主に酸化防止剤、香料、甘味料などです。香料、甘味料は食いつきを良くするために混ぜられるので、素材本体の匂いがよければ全く必要ありません。
酸化防止剤に関しても天然型のものと人口型のものがあります。もちろん、酸化防止剤は混ぜないのが一番です。しかし、私たちが食べている食品にも必ず酸化防止剤や保存量は含まれています。
つまり、一切含まないのは不可能なのです。当サイトではこの部分を「人口型の成分で危険性があるのか」「それとも天然型で安全性を重視しているのか」この2点を評価基準にしています。
【条件その②】主原料の「肉類」は良質か?
犬は肉食動物なので、ドッグフードのメインになっているのが「肉類」です。ここに新鮮な肉類が使われているかどうかは大きなポイントです。基本的に悪い品質のものは”あいまいな表示”で書かれています。
例えば「◯◯ミール、◯◯ミート、◯◯副産物」という表示です。これらは簡単に言うと「どんな肉類が入っているかわからない。病気になった動物の肉や、ガンに侵された肉も入っている」ということです。このようなものは避けるべきです。
新鮮な肉類になると「骨抜きチキン生肉◯◯%」といったように部位や配合量まで明確に記載されています。
さらに原材料表示の中でも表示される順番には決まりがあります。はじめに表示されているものが基本的に配合量が多いものです。ここに良質な肉類が記載されていることによって、そのドッグフードの主原料ともいえる部分が何の心配もない品質だという証拠です。
【条件その③】消化できない「穀物」への対応は?
もともと犬は穀物を消化するための消化酵素を持っていません。そのため、大量の穀物は体に大きな負担をかけてしまいます。その結果、消化不良を起こし、アレルギーや消化器官系、免疫系の疾患の原因になります。
これもドッグフードのパッケージに書かれている原材料表示の順番がとても重要で、書かれている場所が後ろのほうであれば配合量も少なく、そこまで害を及ぼすことはありません。
しかし、市販の安価なドッグフードは、穀物が一番初めに記載されていて、主原料が穀物類になっているものがあります。例えばこれ↓なんか穀物類(コーン)が一番初めに書かれています。
こんなドッグフードは、犬からすると「ゴミ」以外の何者でもありません。つまり、絶対に避けるべきドッグフードだということです。
【条件その④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
良質な油を使っているかどうかは、ドッグフードの良い悪いを決める上でとても大きなポイントになります。ここに「動物性油脂」などが入っていると最悪です。この表示は「動物の油(脂肪分)を使っています」というだけで、”何の動物から取れた油(脂肪分)なのか全くわからない”ということです。
例えば、「癌などの病気に犯された死んだ動物」、「路上で自然死した動物」、「薬漬けになった動物」など様々な動物の油(脂肪分)を混ぜ合わせたものなのかもしれません。
さらに、動物性油脂は酸化しやすい特徴を持っています。ということは、酸化させないために人工添加物や保存料などを大量に混ぜなくてはいけません。
油(脂肪分)は企業が手抜きするポイントでもあるので、原材料表示の中でも一番初めに気を付けないといけない部分です。
【条件その⑤】人間が食べれる程新鮮な素材(ヒューマングレイド)なのか?
「ヒューマングレード」は、普段では聞き慣れない言葉だと思います。この意味は、人間が食べられるほど新鮮な素材を使用しているということです。
最近では手作りドックフードも流行ってきて、私たち人間がが食べている品質の良い素材を、大切な愛犬に与えたいと思う飼い主の方が増えてきています。
しかし、獣医の先生は必ずこう言います。「手作りドッグフードだと犬に必要な栄養を十分に満たすことは難しいです」と。
実際に、手作りドッグフードだけで愛犬の健康を維持するのは大変です。失敗してしまうと、市販の安価で低品質なドッグフードよりもひどい食べ物になってしまうこともあります。だから、獣医の先生は絶対に手作りドッグフードおすすめしません。
どうしても市販の安価で低品質なドッグフードも与えたくないという方は、「人間が食べられる程新鮮な素材(ヒューマングレード)」を使用したドッグフードがおすすめです。
私たちが食べているものと同等の品質のものがあるのです。ここはドッグフードの全体的な素材の品質を決めるポイントなので、これも評価基準に入れています。
【条件その⑥】「製造前の品質チェック」を行っているか?
これは、当サイトが独自で評価の条件として入れているものです。ただ、低品質なドッグフードを避けるためには『最も重要な部分』だと考えています。むしろ、どんなに良いドッグフードだとしても、この条件をクリアできていないものは不安が残ります。
なぜかというと、ドッグフードのパッケージの原材料表示に書かれているのは、ドッグフードメーカーが記載したものです。
つまり、いくら新鮮な原材料名が書かれていても、その原材料を調達した下請けの会社がどのような加工しているかは全く分からないのです。だって、法律的にはドッグフードメーカーが加工したものさえ記載すれば問題ないんです。
以前、ドッグフードメーカーが下請けの会社から調達した原材料を調べずに、毒性が強い原材料が含まれたドッグフードを生産してしまい、全世界的にペットが大量死するという事件も起きました。
この時に問題を起こしたメーカーは、超大手と言われるドッグフードメーカーです。
大量にドッグフードを生産しているメーカーはいちいち原材料まで調べることはありません。だってその検査には毎回莫大なコストがかかってしまうのです。
もちろんどのような会社も製品を作った後の「製造後のチェック」はしているかもしれません。ただしそれは、低品質な原材料をさらに加工した後の状態です。
本当に重要なのは原材料が送られてきた時点でチェックする「製造前のチェック」なんです。これを厳しくチェックすることで、下請けの会社がどのような原材料を混ぜて加工しているのかが全て分かります。
当サイト以外では、これを評価基準に入れているサイトは見受けられませんでした。しかし、管理人の私が思うに『これこそが本当に良いドッグフードを見分ける上で、一番重要なポイント』だと思っています。
「6つの条件」を元に辛口評価の管理人がフードを裁きます!
以上、6つの条件を紹介しましたが、これらを全てクリアするドッグフードは本当にごく少数です。それだけ市場に出回っているドッグフードの品質が悪いということでもあります。残念ながら低品質なドッグフードはたくさん存在するのです。
当サイトでは、世の中に販売されている全種類のドッグフードを先程ご紹介した6つの条件以外にも、「重量に対してドッグフードは適正価格なのか?」「保存期間は長すぎないか?」などを含め、厳しく辛口評価しています。
もちろん6つの条件をクリアしているドッグフードもあります。それらを徹底比較し5段階の「★マーク」で評価しています。その中で厳しい基準をクリアし、超優良だと判断したドッグフードから3つを厳選しているのが「当サイトのおすすめランキング」です。
もし「市販のドッグフードだと不安…」「今与えているドッグフードが原因で、愛犬の体調が崩れているかも…」「獣医の先生からドッグフードを替えなさいと言われた…」など、ドッグフードに関する悩みがあるならこの評価基準を参考にしてみてください。
この基準を元に、全種類のドッグフードをわかりやすくまとめた「ドッグフード【辛口評価】一覧」もあるので、参考にしていただければ幸いです。