こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
ペット先進国として有名なドイツで人気があるプレミアムドッグフード「ハッピードッグ」。
ドイツ製のプレミアムフードではシェア率ナンバー1とかなりの人気のようですが中身や実態はどうなのでしょうか…。
実際に原材料や成分を検証し、口コミや評判も参考にして、最後に辛口評価をしていきたいと思います。
HAPPYDOG「ハッピードッグ」とは?
商品名 | ハッピードッグ ミニアダルト |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 972円(単品購入時/楽天参考価格) |
対応犬種/年齢 | 小型犬用/成犬用 |
内容量 | 300g |
生産国 | ドイツ |
備考 | 10kg以下の小型犬用 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 小型犬に適した栄養
- 様々な動物性たんぱく質
- 緑イ貝の配合
最近ではタンパク質や脂質の摂り過ぎで小型犬が肥満になるということが増えています。そんな小型犬のために適した栄養バランスに仕上げています。
チキンやサーモン等、様々な動物性たんぱく質が含まれています。そうすることによって、それぞれから必要な栄養素を摂ることが出来ます。
関節に負担が掛かりやすい小型犬のために関節に良いとされている「緑イ貝」を配合しています。
1kg辺り約2000円と価格が高めの設定になっていますが、それに見合った内容のドッグフードになっているのでしょうか?・・・実際に原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
まずは「原材料と成分」を確認しましょう。危険だと判断したものは赤色で表示していますので今後のドッグフード選びで注意してください。
原材料から!
トウモロコシ、チキンミール、家禽脂、米粉、ポテトプロテイン*、サーモンミール、フィッシュミール、ラムミール、ひまわり油、ビートファイバー*、アップルファイバー*(0.6%)、菜種油、乾燥全卵、塩化ナトリウム、サッカロマイセス・セレビシエ*、塩化カリウム、海藻*(0.15%)、亜麻の種(0.15%)、ミルクシスル、アーティチョーク、タンポポ、ショウガ、カンバ葉、ネトル、カモミール、コリアンダー、ローズマリー、セージ、リコリス根、タイム(ハーブ:0.14%)*、緑イ貝*(0.02%)、イースト抽出物* (*乾燥)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビオチン、Dパントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB12、コリン)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、天然由来トコフェロール(酸化防止剤として)(*乾燥)
次に保証成分をチェック!
粗タンパク質26.0%粗脂肪14.0%粗繊維3.0%粗灰分6.5%粗炭水化物41.5%水分9%カルシウム1.50%リン1.00%ナトリウム0.40%マグネシウム0.09%カリウム0.50 %オメガ6脂肪酸2.80%オメガ3脂肪酸0.30%
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
当サイトでおすすめしている「安全で良質なドッグフード6つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
化学合成された「保存料・香料・着色料」が一切使用されていないので安心です。使われている「酸化防止剤」は天然由来のトコフェロールとなっているので100%無添加で安全だと言えます。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使われている肉類は「チキンミール・サーモンミール・フィッシュミール・ラムミール」でした。
「○○ミール」というのは、本来は危険な「副産物」を使用しているお肉のことを言います。ただ公式で「副産物は使用せず人間用に適した肉を使用している」と記載されていましたので肉類の品質は良いと言えます。
【条件③】「穀物類」への対応は?
主原料に使用されているのは穀類の「トウモロコシ」でした。
「トウモロコシ」は犬にとって最もアレルギーを発症させやすい穀類の一つです。また主原料になるほど含まれているので消化不良になりやすく、危険です。
主原料になるほど使われているということは更にアレルギーの可能性が高まりますので穀類への対応は最悪です。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
一番使われている油は「家禽脂」でした。「家禽脂」というのは「動物性油脂」と同様で、使われている動物が不明で、鮮度や品質に不安が残ります。
また使い古したものを使用しているという話もあるほどなので絶対に避けたい油と言えます。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
公式サイトを確認してみたところ原材料、全て人が食べても大丈夫なものを使用しているそうです。なので原材料の品質はヒューマングレードの原材料を使用していないドッグフードに比べて信用が出来ます。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
公式サイトを確認してみたところ「製造工程において、厳しい分析・検査をしています」という記載がありました。
原材料についても全てシステム管理されており、産地のはっきりした良質な食材のみを使用しています。」と「分析・検査・トレーサビリティー(追跡)」がしっかりしているので製造前の品質チェックは行っています。
【結論】ハッピードッグを辛口評価してみた結果・・・
それではハッピードッグの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ 2ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。添加物やヒューマングレード、製造前の品質チェックはしっかりと対応出来ていました。ですが、この評価とさせていただきました。
ヒューマングレードのものを使用しているということで原材料全体の品質は高くなっていますが、「穀類」はいくら品質が高くても量と使用している物が悪ければ、危険なものに変わりはなく、アレルギーや消化不良になる可能性があります。
価格が高めになっているので正直その分「肉類を主原料」や「使用している油脂類をはっきり記載」などしておいて欲しかったところです。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか・・・
実際に愛用している方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。
食いつきもよく安心してあげられるドッグフードです。
<口コミ&評判 ユーザー1>
愛犬が脂肪分が多いとおなかを壊すので、いつもは療法食なのですが、友人に「ドイツのフードがいい」と教えてもらい、初めて購入しました。今は予防接種の季節なので、来月ぐらいから少しずつ切り替えてみたいと思います。
<口コミ&評判 ユーザー2>
サノNは、食べてくれるんですが(進んでは食べない)、こちらは全く駄目でした・・・。
<口コミ&評判 ユーザー3>
粒がいい感じの大きさでカリカリといい音をさせて食べてます!またリピします。
<口コミ&評判 ユーザー4>
無添加ということで購入しましたが食べてくれませんでした。がっかりです。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミでの評価は上々でした。食いつきに関しては多少のバラつきはあるようですが、特に異常が出ている子もいないようなので安心です。
ただ他のドッグフードにくらべて口コミの数が少ないので、もしかしたら偏っているだけかもしれませんのであくまで参考までにしておいたほうが良いと思います。
【まとめ】
以上、ハッピードッグの原材料や成分を徹底検証してみました。。その結果、残念ながら『・・・★★(2ツ星)』だとわかりました。
全てをまとめてみて「品質はかなり良いが、アレルギー元になるトウモロコシが主原料のドッグフード」だと分かりました。
価格が高めになっているので、できれば新鮮なお肉を主原料にしてほしいところです。トウモロコシなどの穀物が一切含まれていない、肉類豊富なドッグフードも販売されているのでそちらも検討してみてはいかがですか。
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