こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
今回は「ビタワン」や「ビューティプロドッグ」なども取り扱っている日本ペットフードが販売しているドッグフード「コンボ」。
おいしさは素材で決まる。というキャッチコピーで販売されているのですが実際の中身や実態はどうなのでしょうか…。
当サイトが推奨している6つの条件を使ってコンボを辛口評価したいと思います。最初に原材料と成分を検証し、さらに実際に購入された方の口コミや評判も検証していきたいと思います。
ドッグフード「コンボ」とは?
商品名 | コンボ |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 564円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用 |
内容量11 | 460g |
生産国 | 日本 |
備考 | 特になし |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 様々な原材料
- 独自の製法
- いつでも新鮮
愛犬の食事に飽きを来させないように提供するために肉・魚・野菜・チーズ全て厳選した食材を使っています。
独自の製法で作られたドライフードとなっており、美味しさと栄養を中に閉じ込めます。
小分けパックになっているのでいつでも新鮮で与えやすくなっています。旅行のときなどにも持ち運びやすくなっています。
厳選した食材を使っているようですが、中身はどうなっているのでしょうか?次に、実際に使用されている原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
安全なドッグフードを選ぶ上で欠かせない「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
穀類(トウモロコシ、小麦粉、脱脂米糠、コーングルテンフィード)、角切りビーフジャーキー、肉類(チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー)、豆類(脱脂大豆、大豆粉末)、油脂類(動物性油脂、γ-リノレン酸)、魚介類(小魚調整品、小魚粉末)、ビール酵母、野菜類(キャベツ、大麦若葉、カボチャ、トマト、ニンジン、ブロッコリー、ホウレンソウ、モロヘイヤ)、オリゴ糖、カゼインホスホペプチド、プロピレングリコール、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト)、リンゴ酸、保存料(ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム)、ビタミン類(A、B2、B6、B12、D、E、パントテン酸、コリン)、着色料(二酸化チタン、食用赤色102号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)、グルコサミン、アミノ酸類(アルギニン、メチオニン)、コンドロイチン
次に保証成分をチェック!
たんぱく質20.0%以上、脂質7.0%以上、粗繊維4.0%以下、灰分9.0%以下、水分20.0%以下、カルシウム0.8%以上、リン0.6%以上、リノール酸1.0%以上
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに、当サイトでおすすめしている「安全で良質なドッグフードを見極める6つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
使われている添加物、保存料の「ソルビン酸カリウム」は染色体に異常を起こしたりする危険性があります。
「デヒドロ酢酸ナトリウム」は人間が毎日のように摂取しても問題はありませんが、大量に摂取すると嘔吐や痙攣、運動機能障害を起こすという危険があると言われています。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使われている肉類で「角切りビーフジャーキー」は何も問題は無く、非常に良いことなんですが、その他に使われている肉類が率直に言うと非常に悪いです。
肉類の「〇〇ミール」「〇〇パウダー」というのは、どのような状態だったか不明の動物を使用し、どの部分を使用しているのか不明だらけで何かが混入している危険性もあります。
【条件③】「穀物類」への対応は?
最も多く含まれているものは穀類となっています。
犬にとって穀類というのは消化不良・アレルギーを発症させる危険性があるものなので1番多く含まれているということはそれだけ危険性が上がります。
理想を言えばグレインフリー(穀類不使用)が望ましいです。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使われている油脂類で「動物性油脂」というのは危険性があります。
動物性油脂は使われている動物が不明で事故や薬で死んだ動物から摂った油と言われており品質に不安があります。
【条件⑤】人間が食べられる高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
人間が食べても平気なものを原材料に使用している場合は、たいてい商品ページに記載されているものです。しかし、コンボには記載されていませんでした。
ヒューマングレードのものを使っているということはそれだけ安全性があるということなので重要な条件の一つです。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
製造前の品質チェックは行われていませんでした。
国内の工場の写真はありましたが、「品質管理を誇る」という記載だけで特に具体的には書かれておらず、品質チェックはできていないと判断しました。
【結論】コンボを辛口評価してみた結果・・・
それではコンボの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★・・・・ 1ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★・・・・(1ツ星)』だということがわかりました。まず率直に言うと、おいしさは素材で決まると商品ページに書いているわりには、その素材に不安を感じました。
- 犬の健康とは関係ない添加物が入っているということ
- アレルギーや消化不良を起こす穀物が主原料
- 不安要素が残る油脂類
- 低品質なドッグフードの代名詞とも言える肉類
これらを見るとやはり使われている原材料に不安を感じます。
もちろん小分けパックや、天然由来のものを使っている酸化防止剤など良いところもありますが・・・全体的な評価はそれだけで上がることはありませんでした。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか?
実際に愛用している愛犬家の方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。購入前の参考になるものを集めてみました^^
2~3日あげてみての印象ですが、特に喰いつくわけでもなく、
さりとて食べないわけでもなく、日によって食べたり残したりです。
可もなく不可もなく、普通なんでしょうね。<口コミ&評判 ユーザー1>
うちのマルチーズは見向きもしませんでした。ドックフードにしては高かったので残念。
<口コミ&評判 ユーザー2>
他のドッグフードは食べませんが、これはおいしいらしく、良く食べます。それに値段がとてもリーズナブルです。
<口コミ&評判 ユーザー3>
ミニチュア・シュナイザーに、あげていますが、よろこんで食べてます。
<口コミ&評判 ユーザー4>
愛犬の食いつきがいいので、リピートです。
<口コミ&評判 ユーザー5>
全体的に価格が安いという飼い主さんが多い一方で、この原材料にしては価格が高く感じている飼い主さんもいるようです。
また、添加物の影響からか「食いつきが良かった」という口コミが多い印象です。中にはドッグフードの中身が合わず食べない犬もいるようですね。
【まとめ】
以上、当サイトで推奨している6つの条件を満たすか原材料や成分を徹底検証してみました。また口コミや評判からもコンボがどのように評価されているか分かった頂けたはずです。
その結果、残念ながら『★・・・・(1ツ星)』だとわかりました。個人的にこのドッグフードを購入することはないと思いました。
理由として、原材料には低品質な原料が多く使用され、その内容の割には価格が高く設定されているからです。
わざわざこの原材料、内容量、価格のドッグフードを選ぶ必要はないかと感じました。