こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
あのフサフサだった愛犬の毛が抜け落ちて、見るも無残な姿になっていくのを見ているのは本当に辛いですよね・・・。
犬の脱毛症(抜け毛)には様々な原因があります。もちろん季節の変わり目に毛が抜けるのは普通のことです。
しかし、皮膚の病気によって抜け落ちることもあり、10円ハゲのように局所的に抜けるケースやもあります。また、体毛の3分の1ほど抜けるケースや、全身の毛が抜けるなどその症状は様々です。
でも初期症状がほとんど同じです!
それは「皮膚のかゆみや赤み、そして発疹など」です。
このような症状によって犬は体を掻きむしってしまい、皮膚を傷つけてさらに深刻な状態になっていきます。
そして、最終的には皮膚病を発症してしまい治るまでにかなりの時間がかかります。もちろん、治らない犬もいますが・・・
一体このような皮膚の病気になる原因はなんなのでしょうか。
犬の脱毛症(抜け毛)の原因とは?
基本的な原因として、ノミやダニなどの寄生虫に噛まれてしまい皮膚病にかかることが多いと言われています。これはどんな動物病院に連れて行ったとしても必ず言われることです。
普段ならノミやダニなどの寄生虫に負けない免疫力をもっているのですが”何かしらの理由”で免疫力が低下したときに寄生虫にやられてしまい、皮膚炎を発症してしまいます。
それによってかゆみや赤み、発疹などが皮膚に現れて愛犬がそれを掻きむしってしまい毛が抜け落ちてしまいます。
もう一つの原因は「アトピー性皮膚炎」によるものです。
アトピー性皮膚炎も、空気中に舞う花粉やハウスダスト、カビなどのアレルゲンを吸い込むことによって、体内の免疫が過剰に働くことが原因で起こります。
このアトピー性皮膚炎によって膿皮症や脂漏性皮膚炎、外耳炎や結膜炎など二次的な皮膚疾患を引き起こす可能性もあります。
さらに皮膚炎とアトピー性皮膚炎には共通する原因があります。
皮膚炎とアトピー性皮膚炎に共通する原因とは?
それは「免疫力の低下」によって起こるということです。
どちらもノミやダニなどの寄生虫に噛まれて発症することがあります。普段家の中にいても、寄生虫は必ずいます。
これが原因だと聞くと、愛犬想いの飼い主さんは「部屋の中をもっと綺麗にしなくちゃ!」と思うはずです。そして部屋の隅々まできれいに掃除をする人がいます。
空気清浄機や掃除で、いつも以上に綺麗にすることで少しは改善されるかもしれません。しかし、愛犬の症状が根本的に改善されることはありません。
なぜなら、免疫力が低下し続けているといくら掃除をしたところでノミやダニにやられてしまいます。
さらに、完全にノミやダニなどの寄生虫を部屋から除去することはできません。つまり、根本的な解決をするためには、犬の免疫力が下がる原因を探して防ぐしかありません。
犬の免疫力を低下させるものとは!?
実は犬が毎日食べているドッグフードの中に、免疫力を低下させる「あるもの」が入っています。
それはずばり『穀物』です。
犬は穀物類をうまく消化できずに消化不良を起こします。そうなると毎日体の中に消化できないゴミがたまっていき徐々に体が弱ってきます。すると、穀物アレルギーなどを発症してしまいます。
それだけならまだしも、ドッグフードのせいで犬自身の免疫力が低下して、皮膚炎やアトピー性皮膚炎にかかる子もいます。
もし、慢性的な皮膚病で悩んでいるならまずはドックフードを見直してください。
もちろん部屋をきれいにすることも重要です。しかし、根本的な原因を解決しない限りはいくらたっても愛犬の皮膚病が改善されることはありません。
愛犬の体が抜け毛によって無残な姿になっていくのを防いであげれるのは飼い主しかいません。ぜひ出来ることから改善してあげてくださいね。