こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
太っている犬は可愛いく見えますが、肥満は百害あって一利なしです。近年では肥満の犬が増加傾向にあり、獣医さんのアンケート結果によると、来院する犬の「2割~3割」が肥満だという回答が多かったようです。
また「数年前に比べて肥満の犬が増えている」というアンケートには、6割近くの獣医さんが「増えている」と答えているようです。
でも「太っている犬が増えている」と言われても飼い主の方は何を目安に対策すればいいのかわかりません。たとえば、
- うちの犬は太っているのかしら・・・
- 肥満って何が危険なの?
- じゃあダイエットはどうすれば良いの?
- 肥満が解消できるダイエットフードはどれなの?
このような疑問が出てくると思います。そこで今回は以下の流れで肥満対策を紹介します。
- 太っているかどうかをチェックする方法
- 肥満の危険性について
- おすすめのダイエット法
- 肥満解消のためのドッグフードランキング
まずは肥満解消のための犬のダイエット法を解説し、太っている愛犬のダイエットにおすすめなドッグフードを紹介したいと思います。
愛犬の太り具合をチェック!肥満チェック法を解説
正直一番確実なのは掛かりつけの獣医さんに聞くことですが、太っているかどうかだけで病院に行くのは少し気が引けると思います。
ここでは大切な愛犬が太っているかどうかをチェックする簡単な4つの方法を紹介します。
【チェック1】毛艶が良いか?
標準体型であれば毛艶も良いので、毛艶をチェックしてみてください。もし毛艶が悪ければ肥満ではなく栄養がうまく吸収できていない可能性があります。
もしかしたら痩せ気味の可能性もあるので、体重管理もしてあげてください。
【チェック2】背骨、肋骨をチェック
「背中を撫でたときに背骨が触れる」「持ち上げながら肋骨を触ってみて数が分かる」この2つが出来ていれば問題ありません。
肥満だと触っても分かりません。逆に痩せすぎだと見た目で全身の骨格が分かります。
【チェック3】真上から見てウエストをチェック
真上から見たときにウエストがしっかりと確認できたら標準です。ウエストは首の太さと大体同じであれば問題ありません。
肥満だとウエストが確認できません。逆に痩せすぎだと極端にくびれているのが特徴です。
【チェック4】あごの下をチェック
あごの下をつまんでみて、少しだけつまめたら標準です。手のひらにタプタプとお肉が乗れば肥満です。痩せすぎの場合はつまむことが出来ません。
肥満の危険性を必ず知っておくこと!
犬が肥満になると運動をしなくなるというだけではなく、様々な危険性が付きまといます。では一体、どんな危険性があるのか解説していきます。
【危険性1】背骨や関節を痛める
太って体重が増えても骨が大きくなるわけではないので関節や背骨に負担が掛かります。負担を掛け続けると靭帯や椎間板を痛め、最悪歩けなくなる危険性があります。
特に足が短いミニチュアダックスフンドなどは注意が必要です。
【危険性2】糖尿病や心臓病などの危険性
肥満になると糖尿病や心臓病などを発症する危険性があります。
心臓肥大化によって心臓に負担が掛かり心臓病発症や糖尿病による「失明」など、病気がどんどん悪化していく可能性があるので注意してください。
【危険性3】手術の妨げになる可能性も・・・
緊急で手術が必要になったときに脂肪が付きすぎると手術の際に妨げになったり、麻酔が効きにくくなったりする可能性があります。
肥満犬におすすめのダイエット法とは?
おすすめのダイエット法を紹介する前に知っておいてほしいことがあります。犬が1kgの体重を落とすのは人間とは違い大変なことだということです。
仮に体重5kgの犬が1kgの体重を落とすとなったとき、人間でいうと5分の1程度の体重を減らすことになります。つまり、60kgの人間だと12kgもの体重を落とすということになるのです。
だから焦らずゆっくり体重を落とすことが重要です。
話を戻しますが、肥満犬におすすめのダイエット法は3つあります。それを順に説明してきます。
【ダイエット法1】運動量を少しづつ増やす
いきなり運動量を増やすと身体に負担が掛かるので、愛犬の様子を見て休憩しながら「今日はここまで行こう」、「先週はここまでだったから今週はここまでにしよう!」といった具合で、少しづつ増やしてあげてください。
くれぐれも焦りは禁物です。
【ダイエット法2】フードの量を減らす!そして分けて与える
ドッグフードの裏に表記されている適性量はあくまで目安なので、「適正量で太ったかな・・・」と思ったら少しだけ減らしてあげましょう。
もし減らして空腹になって可哀想だと思うのなら、茹でたキャベツやササミなどの低カロリーな食べ物を混ぜてカサ増しするのがおすすめです。
他にも1日2回の食事を3回に分けてあげるのも良いですよ。
【ダイエット法3】おやつの量を減らす!そして分けて与える
おやつが原因で太っているという可能性もあります。その場合は普段与えているおやつよりもカロリーが低いものに代えてあげましょう。
もし、お気に入りのおやつで”それしか食べない”といった場合は、複数回に分けて与えて少しだけ量を減らしてあげましょう。
肥満解消!犬のダイエットにおすすめのドッグフード3選!
犬の肥満を解消するためには普段食べているドッグフードの変更は必ずしてほしいことです。むしろ、ダイエット対策されたドッグフードに代えれば、それだけで肥満が解消されることもあります。
主にダイエットフードを選ぶときのポイントは3つあります。それは、
- 低脂肪・低カロリー
- 低炭水化物
- 体重管理や減量を目的とした製品
この3つのポイントに加え、「価格」や「実際に購入した方の口コミや評判」を加えた、ダイエットにおすすめドッグフードは以下になります。
【第3位】ティンバーウルフ
評価 | ★★★★・ (4ツ星製品) |
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商品名 | ティンバーウルフ |
参考価格(税抜) | 3024円(単品購入時/正規販売店参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/全年齢対応 |
内容量 | 1.36kg |
生産国 | アメリカ |
備考 | 賞味期限は製造日より15ヶ月 |
愛犬の栄養を考え、主原料に鹿肉とアレルギーにも配慮された安全性の高いドッグフードとなっています。犬に理想的なバランスで作られ、かつ体重管理にも適したフードです。
【第2位】アカナ(ラム&オカナガンアップル)
評価 | ★★★★・ (4ツ星製品) |
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商品名 | アカナ(ラム&オカナガンアップル) |
参考価格(税抜) | 3300円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/全年齢対応 |
内容量 | 2kg |
生産国 | カナダ |
備考 | 特になし |
カロリーは少し高めになっていますが、主原料に使用しているラム肉はアレルギーの危険性が低く脂肪燃焼を促進させる効果があります。またラム肉は糖尿病などの肥満による病気を抑える効果も期待ができます。
【第1位】ナチュラルドッグフード(NDF)
評価 | ★★★★★ (5ツ星製品) |
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商品名 | ナチュラルドッグフード(NDF) |
参考価格(税込) | 4708円(単品購入時) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/全年齢対応 |
内容量 | 2kg |
生産国 | アメリカ |
備考 | 賞味期限は製造日より15ヶ月 |
主原料に使用しているのは、脂肪燃焼効果があるラム肉となっています。ナチュラルドッグフードは栄養満点なので与える量が少なく済みます。
それが結果的にダイエットに繋がります。無理にダイエットをするのは人間だけでなく犬もよくありません。
食べて健康維持をキープできるフードのため、いつまでも健やかに過ごせると思われます。