こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
スウェーデンで生まれ、ナチュラルオーガニックをコンセプトに作られたという、ドッグフード「ボジータ」。
ペットフードメーカーとして100年以上の歴史がある会社が販売しているそうで、その歴史から期待が出来そうですが、どのような中身になっているのでしょうか。
今回も原材料や成分から判断し、辛口評価していきたいと思います。記事の後半には口コミや評判も紹介していこうと思います。
ナチュラルオーガニックBOZITA「ボジータ」とは?
商品名 | ボジータ(ブリーダー&パピー) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税込) | 3,888円(単品購入時/公式参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/子犬・成長期・授乳犬・妊娠 |
内容量 | 2kg |
生産国 | スウェーデン |
備考 | 生後1ヶ月以上 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 高品質な原材料
- 優れた栄養バランス
- 厳しい検査基準をクリア
高品質な原材料を作るうえでスウェーデンはペットフード製造に関して厳しく取り締まり、環境も自然が豊かで最高の条件となっています。
愛犬それぞれの体質にあわせて考えられた調理法によって優れた栄養バランスとなっています。また愛犬は優れた栄養バランスを摂ることによって本来の免疫力を保ちます。
製造されている工場は国際標準化機構が定めた国際規格を認証取得しているので品質管理がしっかりと出来ています。
特徴を見てみるとドッグフードの品質は安全で栄養バランスもしっかりと整っているようですが・・・次に、原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
安全なドッグフードを選ぶ上で欠かせない原材料。その中で危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
鶏肉・トウモロコシ粉・ライス・オート麦(SPC)・動物性脂肪・トウモロコシ胚芽・ジャガイモタンパク質・チキンブイヨン・魚(タラ・ニシン)・卵粉・ビートファイバー・ヘモグロビン・亜麻仁・塩化ナトリウム(海塩)・塩化カリウム・ビール酵母・マクロガード® (β-1,3/1,6グルカン)
次に保証成分をチェック!
分析値 カロリー 360kcal/100g、粗タンパク質30.00%、粗脂質15.00%、粗繊維2.00%、粗灰分6.50%カルシウム1.10%、リン0.90%、水分10.00%
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに、当サイト推奨の「安全で良質の6つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
酸化防止剤や着色料などは使用されていませんでした。使われている「塩化カリウム」は嗜好性とカリウムの供給を行ってくれる良いものですが、摂り過ぎると死に至る危険性があります。
ただ、これは良い効果もあるので危険という判断は飼い主さんの判断次第になります。私は危険性があるものは愛犬に与えたくないので危険としています。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使われている肉類で最も多く含まれているのは品質の良い「鶏肉」でした。鶏肉は犬にとって肉類の中で特に嗜好性が高いので食いつきに期待が出来ます。
また食性が肉食寄りの犬にとって主原料になるほど含まれているのも良いことだと言えます。
【条件③】「穀物類」への対応は?
使われている穀類は「トウモロコシ粉・ライス・オート麦・トウモロコシ胚芽」でした。
犬にとって穀類は消化不良やアレルギーなどになりやすく危険です。また使われている種類が多いので、その分アレルギーになる可能性も高まるので穀類への対応は出来ていません。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
主に使われている油は「動物性脂肪」でした。動物性脂肪はどのような動物が使われているか不明で、使用している動物だけではなく鮮度や品質にも疑問が残ります。
これは低品質なドッグフードではよく使われる代表格の一つなので良質な油を使用しているとは言えません。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
公式サイトを確認してみたところ、原材料のところに「食品認可を受けた原材料を使用しています」という記載がありました。なので「ボジータ」はヒューマングレードの原材料を使用しているので安心できます。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
特徴でも少し書きましたが、国際標準化機構を認証取得しているようです。国際標準化機構は品質の維持・顧客の満足度・品質の向上が出来る企業ではないと貰えないので品質管理など安全だと言えます。
【結論】ボジータを辛口評価してみた結果・・・
それではボジータの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ 2ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。原材料の品質、品質管理などは評価できますが残念ながらこの評価とさせて頂きました。
今回のドッグフードの対応年齢が成長期や子犬の時期ということでしたが、その割には穀類が多すぎるなと思いました。
成犬でも犬によってはこの穀類の量はお腹を壊す子がいると思います。ましてや対応年齢である成長期や子犬など、まだ身体が出来きっていない時に与えるには不安です。
ヒューマングレードの原材料を使用しているということで、品質はある程度は安心出来ますが「動物性脂肪」と曖昧な書き方をしているのも与える物として考えると不安要素の1つです。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか?
実際に「ボジータ」を使用してみた愛犬家の方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。参考になるものを集めてみました。
無くなるとリピートしています。愛犬のお気に入りです。
<口コミ&評判 ユーザー1>
うちは食べてくれませんでした。
<口コミ&評判 ユーザー2>
美味しそうなご飯なのに、うちの娘は全然食べてくれませんでした。ホントに困ってます。
<口コミ&評判 ユーザー3>
食いつきよしです。
<口コミ&評判 ユーザー4>
何度もリピしています。美味しいらしいです。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミをまとめてみると、ドライフードの「ボジータ」は知名度が低いのか数がそこまで多くありませんでした。
食いつきは好みに合った子の場合は相当気に入っていたようで、飼い主さんも何度も買うほどのようです。ただ、食べない子は一切受け付けないほど拒絶するようです。
【まとめ】
以上、「ボジータ」の原材料や成分を検証し「安全で良質な6つの条件」を満たすかどうか徹底検証してみました。
その結果、残念ながら『★★・・・(2ツ星)』だとわかりました。
まとめてみて「対応年齢に与えるには穀類が多く使用され、不安があるドッグフード」だということが分かりました。
子犬や成長期の子に与えるには穀類が多すぎるので、私としては大切な成長期、子犬の時期に与えるドッグフードとしてはあまりおすすめできません。