こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
全国のホームセンターやドラッグストアなどでも市販されているドッグフード「ピュリナワン」。
市販されているドッグフードの中でも高評価のようですが原材料や成分などの実態はどうなのでしょうか…。
今回も原材料や成分を辛口評価し、実際に購入した方の客観的な口コミや評判も紹介したいと思います。
Nestle(ネスレ)が販売しているドッグフード「ピュリナワン」とは?
商品名 | ピュリナワン(ほぐし粒入り) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 1,800円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 小型犬用/成犬用 |
内容量 | 4.2kg |
生産国 | アメリカ |
備考 | 1歳~6歳 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 栄養にプラスした美味しさ
- 高い嗜好性
- 「健康6要素」
例え健康を考えられた栄養バランスでも食べてもらえなければ、意味はありません。なので健康のための栄養バランスはもちろん美味しさもプラスしています。
主原料に新鮮なお肉やお魚を使用することによって高い嗜好性を実現しています。
健康で生きていくうえで大切な6要素を満たせるようになっています。
栄養バランスはもちろんのこと食べてもらえるように新鮮なお肉やお魚を使って嗜好性にもこだわっているようですが・・・。次に、原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
良質なドッグフードを選ぶなら欠かせない「原材料と成分」を確認してみましょう。危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
チキン、米、コーングルテンミール、とうもろこし、家禽ミール、油脂類(牛脂、植物性油脂)、小麦、大豆、大豆ミール、たんぱく加水分解物、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、グリセリン、カラメル色素、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン)、アミノ酸類(リジン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
次に保証成分をチェック!
代謝エネルギー(ME) :約380kcal / 100g
たんぱく質26%以上,脂質16%以上,粗繊維3%以下,灰分9%以下,水分12%以下
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
原材料と成分をもとに、当サイトでおすすめしている「良質なドッグフードかどうか見極める6つの条件」と照らし合わせて見てみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
原材料を見ると合成着色料や香料のような危険な添加物は使用されていませんでした。
酸化防止として使われているのは「ミックストコフェロール」という自然由来の安全なものが使用されています。しかし添加物であるため、100%無添加ドッグフードとは言えません。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
主に使われている肉類は「チキン」と「家禽ミール」でした。主原料となっている「チキン」は新鮮さ品質ともに問題ありません。
しかし、残念ながら危険な「家禽ミール」が使われていました。「家禽ミール」は骨や羽等の不要な部分を混ぜた副産物が含まれている可能性があります。肉類の品質はあまり良くありません。
【条件③】「穀物類」への対応は?
使われている穀類は「米・コーングルテンミール・トウモロコシ・小麦」などが使われていました。犬にとって穀類との相性は悪く、少量で良いのですが残念ながら種類と量が非常に多くなっていました。
また使われている種類もアレルギーになりやすいものが使用されているので穀類の対応は出来ていません。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
主に使われている油は「牛脂」と「植物性油脂」でした。
使われている油はどちらも特に危険性はないので安全だと言えます。ただ出来れば「植物性油脂」の所は何の植物から取れた油なのか記載しておいて欲しかったところです。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
「ピュリナワン」の公式サイトを確認してみたところ、ヒューマングレードの原材料を使用しているという記載はありませんでした。
この時点で原材料の品質はどれだけ良いと書かれていても信用性に欠けます。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
こちらもヒューマングレード同様公式サイトを確認してみたところ、工場に関する記載が見られませんでした。
工場での品質管理や衛生面、原材料のトレーサビリティ(追跡)が不明となっていますので製造前の品質チェックは行っていないと判断します。
【結論】ピュリナワンを辛口評価してみた結果・・・
それではピュリナワンの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ 2ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。肉類が主原料や安全な添加物、品質の良い油脂類と良いところもありましたがこの評価にさせていただきました。
この評価にした1番の理由として「全体的に不安要素が多いなと思いました。」
上記の条件を見てもらえば分かると思いますが品質の悪い肉類、多用された穀類、原材料の品質など不安要素がたくさん挙げられます。
その中でも特に使用されている種類と量が多い穀類が評価を下げる1番の要因となりました。
公式サイトで「穀物メインの食事よりも、肉や魚などがメインの食事が適しています。」と記載されていましたが、原材料を見てみるとピュリナワンもほとんど穀物がメインのドッグフードと変わらないなと思いました。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか・・・
実際にピュリナワンを買ってみた方の口コミや評判を見てみましょう。購入前の参考になりそうなものを集めました。
粒は大きめです。ほぐしチキンがうまみを引き出していて、わりとおいしそうに食べてますがうちの犬はあまりあってないみたいでした。原料にとうもろこしが入っておりアレルギーが出やすいものなので一番それが気になったのでリピートは見当できませんでした
<口コミ&評判 ユーザー1>
食いつきもよく、割とよく食べてくれます。少しうんちが固めになりますが、問題ないです。
<口コミ&評判 ユーザー2>
愛犬の食が突然細くなり困っていました。この商品に出会い、その不安が解消しました。特にほぐし粒がお気に入りです。暫く様子を見たいと思います。
<口コミ&評判 ユーザー3>
今回初めてほぐし粒を与えましたが体質にあわないため嘔吐、下痢の連続でした。
<口コミ&評判 ユーザー4>
今までは同じ餌だとすぐに飽きてしまい食べなくなっていました。でも、この餌にしてからは飽きずに全部食べてくれるようになりました。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミをまとめてみると食べる子は飽きずにずっと食べてくれるようです。ただ可哀想なことに穀類のせいか下痢や嘔吐をして体調を壊している子もいるようです。
便が固くなっているという変化を飼い主さんが問題ないと判断していますが、愛犬の問題は自分で判断せず、何か変化があったら病院で診てもらいましょう。
【まとめ】
以上、ドッグフード「ピュリナワン」の原材料や成分を検証し、どのような製品か判断しました。その結果、残念ながら『★★・・・(2ツ星)』だとわかりました。
口コミや評判でのピュリナワンがどのような食いつきや効果があったかお分かりになっていただけたかと思います。
まとめてみて「表記では肉類が主原料ですが、使われている量や種類から穀物がメインとも言える様なドッグフード」だということが分かりました。
市販されているドッグフードの中でも更に品質が良いのはありますし、ドッグフード全体で考えると更に品質の良いドッグフードはたくさんあります。そちらも選択肢に入れてみてもいいと思いますよ。
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