こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
原材料の99%がオーガニック原料であり、生産から製品の加工まで化学添加物を一切使用していないという犬の健康を本気で考えて作られたドッグフード「PIYO」。
犬の健康を本気で考えて作られたということで栄養価や安全性に期待は出来そうですが・・・ドッグフード「PIYO」の中身や実態はどうなのでしょうか…。
原材料や成分が危険かどうか公正に判断し、本当に買うべきドッグフードなのか辛口評価します。また口コミでの評価も紹介していきます。
オーガニックドッグフード「PIYO」とは?
商品名 | PIYO(メンテナンス) |
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種類 | ドライフード |
参考価格(税込) | 2,499円(単品購入時/公式参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用 |
内容量 | 500g |
生産国 | 日本 |
備考 | 特に無し |
主な特徴は以下の「2つ」です。
- 99%オーガニック認定
- 化学添加物不使用
使われている原材料の99パーセントがオーガニック、有機JAS認定を受けたものを使用しています。残りの1パーセントは植物由来のローズマリー抽出物を使用しています。
犬の健康を考え、安心して与えられるように化学添加物は一切使用していません。なので形は不揃いで長期間の保存はききません。
99パーセント、オーガニック原料を使用しているということで「品質」は良さそうですが・・・。肝心のオーガニックの原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料の中で危危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
鶏肉(鶏肉ミンチ・肝臓・心臓・砂肝)、全粒小麦、とうもろこし、ひまわりの種、ローズマリー抽出物
次に保証成分をチェック!
栄養成分量(100g当たり)、エネルギー 398kcal、水分 6.0%以下、粗脂肪 5.1%以上、粗タンパク質 19.7%以上、粗繊維 2.0%以下、粗灰分 2.0%以下
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに良質なドッグフードなのか分かる6つの条件と照らし合わせてみていきましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
特徴でも紹介しましたが、使われている酸化防止剤は「ローズマリー抽出物」のみとなっています。
天然由来の植物成分なので、化学添加物に比べて犬の身体に安全なので安心です。また他に添加物が使われていないことも安心できます。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使われている肉類は「鶏肉」のみでした。鶏肉のみということなので動物性たんぱく質は1種類だけなのでアレルギーの特定がしやすく評価が出来ます。
また使われている部位もはっきりと記載されており、安心出来ます。しかし使われている部位の内臓は栄養価はありますが、本来であれば廃棄される副産物なので与えるには少し心配があります。
【条件③】「穀物類」への対応は?
使われている穀類は「とうもろこし」と「全粒小麦」でした。使われている穀類はオーガニックと品質は高くなっていますが、犬にとってはアレルギーになりやすいものには変わりませんので穀類への対応は出来てないように思います。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使われている油は「ひまわりの種」を使用していました。
「ひまわりの種」はビタミンAやDなどの脂溶性のビタミン類、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル類をたくさん含んでいるので愛犬の骨の健康や歯周病予防などの歯の健康に期待が出来ます。
結果、良質な油を使用していると言えます。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
公式サイトを確認してみたところ、オーガニック原料を使用しているという記載はたくさんありましたが、ヒューマングレードの原材料を使用しているという記載はありませんでした。
オーガニックも多少安心できますが、ヒューマングレードではないので信用性は少し欠けます。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
公式サイトをこちらも確認してみたところ、有機JAS規格を満たしているので品質管理に安心できます。
有機JAS規格は生産されている工場の維持管理や生産工程の管理・品質管理をしっかりと行っていないと認定されない為、製造前の品質チェックは行っていると判断します。
【結論】PIYOを辛口評価してみた結果・・・
それではPIYOの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ 2ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。99パーセントオーガニック原料ということで期待していましたが、原材料の内容を見てみると残念な結果となりました。
まず原材料を見て分かるとおり使われている原料が非常に少ないです。なので1つ1つの原材料が他のドッグフードに比べて重要になってきます。
その重要な原材料の中に犬にとって苦手な穀類が上位に使われていました。また使われている物が「とうもろこし」と「全粒小麦」と穀類の中でも特にアレルギーになりやすいもので最悪だと言えます。
オーガニック原料ということで、多少価格の高さは仕方ありませんが原材料の内容を考えると、価格が500g約2,500円というのは高すぎるように感じました。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか?
実際に「PIYO」を与えてみた飼い主さんの口コミと評判を見てみましょう。
今お気に入りのペットフードです。99%が有機原材料なので、すごく安心。
毛づやも良くなってきたような気がします。やっぱり、かわいいわが子には良い物を!ですね。<口コミ&評判 ユーザー1>
うちのトイプードルのルビー君に新しいペットフードPIYOをあげてみました。
少し硬そうですけど、もりもり食べてます。食いつき非常に良いです。99%有機原料で、安心なのも良いですね。<口コミ&評判 ユーザー2>
相変わらずうちのわんこ達は、もりもり食べてくれてます。やっぱり犬にも良いものは分かるんですね。どうやらこの子達のお気に入りになりそうです。
<口コミ&評判 ユーザー3>
ドッグフード「PIYO」は公式サイトでしか販売がされていないので公式サイトで紹介されている口コミしかありませんでした。
当たり前ですが良い意見の口コミしかありませんが一応参考までにどうぞ。
【まとめ】
以上、PIYOの原材料や成分を解析してみると、どのようなドッグフードだったかお分かりに頂けたと思います。その結果、残念ながら『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。
まとめてみて「品質の良いオーガニック原料を使用しているが、穀物アレルギーの心配があるドッグフード」だということが分かりました。
原材料の内容の割には価格が高いので毎日与えるドッグフードとしては現実離れしていると思います。