こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
日本に暮らす犬のあらゆるニーズに応えたドッグフード「セレクトバランス」。
犬のあらゆるニーズに応えてくれるようですが、どのように応えてくれるでしょうか？原材料や成分を「良質なドッグフード」として条件をクリア出来ているのか辛口評価したいと思います。
また口コミや評判も一緒に紹介していこうと思います。
ベッツチョイスジャパンが販売する「セレクトバランス」とは？
| 商品名 | セレクトバランス |
|---|---|
| 種類 | 総合栄養食/ドライフード |
| 参考価格（税抜） | 1,512円（単品購入時/amazon参考価格） |
| 対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用 |
| 内容量 | 1kg |
| 生産国 | アメリカ |
| 備考 | １歳以上～ |
主な特徴は以下の「５つ」です。
- 食いつきを良くする
- 皮膚・被毛の改善
- 便の改善
- 健康な歯や骨を形成
- 関節の健康維持
品質の良いチキンを独自の作り方によって高い嗜好性に仕上げられています。
皮膚、被毛の艶を良くするとされているオメガ３＆６脂肪酸と亜鉛を配合する事によって皮膚・被毛の健康を維持します。
便秘解消などの効果が期待できるオリゴ糖を配合することによって腸内の健康を維持します。カルシウムやリンなど初めとした様々な栄養素を配合することによって健康的な歯と骨を形成します。
関節に良いとされるグルコサミンやコンドロイチンを配合することによって関節を維持します。犬の身体の健康を配慮したドッグフードのようです。では次に実際にセレクトバランスの原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析！
良質なドッグフードを選ぶ上で欠かせない「原材料と成分」を確認してみましょう。危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から！
チキン、とうもろこし、米、玄米、ソイビーンミール、鶏脂、ビートパルプ、チキンエキス、乾燥卵、キャノーラ油、乾燥ミルクプロテイン、ビール酵母、クランベリー、フラクトオリゴ糖、グルコサミン、コンドロイチン、コエンザイムQ10、ビタミン類（A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン）、ミネラル類（カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、硫酸亜鉛、鉄、銅、マンガン、セレン、ヨウ素）、酸化防止剤（ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物）
次に保証成分をチェック！
粗たんぱく質 22.0％以上、粗脂肪 13.0％以上、粗繊維 5.0%以下、粗灰分 7.0％以下、水分 10.0％以下、カルシウム 0.6%以上2.5%以下、リン 0.8％以上1.6%以下、メチオニン 0.3％以上1.0%以下
独自基準「良質なドッグフードの６つの条件」で検証！
原材料と成分は当サイトで推奨している「安全で良質なドッグフードを見極める６つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか？
犬にとって不要な着色料・香料は使用されていませんでした。使われている添加物は「酸化防止剤」でした。
酸化防止剤に使用しているのは危険な「BHA・BHT」ではなくミックストコフェロール、ローズマリー抽出物と天然由来の成分なので安全だと言えます。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は？
主原料となる１番初めに「チキン」と書かれています。これは素直に評価が出来ます。
ですが下のほうに行くと「チキンエキス」が使われていました。「チキンエキス」は羽や骨・内臓などの副産物から作られた危険なものですが、公式サイトで副産物は使われていないと書いていたので安全です。
【条件③】「穀物類」への対応は？
穀類は「とうもろこし・米」を初めとしてたくさんのものが使用されていました。この時点で犬にとって好ましくありません。
また「とうもろこし・米」は犬にとって危険しかなくアレルギーになる可能性が高くなっているので、与えすぎには注意が必要です。
【条件④】良質な油（脂肪分）を使用しているか？
使用されている油は「キャノーラ油」でした。「キャノーラ油」には不飽和脂肪酸の「オレイン酸」がたくさん含まれています。
「オレイン酸」とは動脈硬化、高血圧の予防や改善の効果に期待が出来るので非常に良い油が使われていると言えます。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか？
公式サイトを確認してみたところ「原材料は、すべて人間が食するレベル。」と記載されていたのでヒューマングレードのものを使用していると言えます。
原材料の品質は高く安全だと言えるので評価が出来ます。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか？
こちらも、公式サイトを確認してみたところ、工場に関することが一切明記されていませんでした。
原産国はアメリカで良いんですが、製造されている工場の品質や管理が書かれていないので信頼性が欠けます。結果、製造前の品質チェックは行われていないと判断します。
【結論】セレクトバランスを辛口評価してみた結果・・・
それではセレクトバランスの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ ２ツ星
（５段階評価中）
総合評価してみた結果『★★・・・（２ツ星）』だということがわかりました。肉類や油脂類など安全性の高いものが使用されていましたが、この評価とさせていただきました。
１番の理由として「穀類の使用とされているものが非常に多い」ということです。特徴では健康な便と書きましたが、割合が明記されていませんが恐らく、この量の穀類では愛犬のお腹には負担になり下痢や便秘になる危険性があります。
その他にもヒューマングレードのものを使用されているので原材料には心配はありませんが、工場の品質管理を具体的に記載されていないのも減点評価となりました。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう！悪評はあるのか？
実際にこのドッグフードを購入した方の生の声を見てみましょう。
フードは・・・年齢も犬種も違う子２頭にあげてみましたが、どちらも食いつきが非常に悪く、ここまで嫌ったフードは過去にありません。
＜口コミ＆評判 ユーザー１＞
いつもと同じで、老犬も成犬も、よく食べてくれます。これからも続けようと思っています。
＜口コミ＆評判 ユーザー２＞
３歳のシェルティーに食べさせています。新しくなって食いつきは、良いと思います。ただ粒が小さくなったので余り噛まず食べているみたいです
＜口コミ＆評判 ユーザー３＞
いつものドックフードです。チワワはこれしか食べません。美味しいのでしょうね。毛並みが良くなりよく誉められます。
＜口コミ＆評判 ユーザー４＞
獣医さんからもお奨めされている商品ですが、食いつきがあまりよくありません。おまけで貰った振りかけをかけると食べ始めました。
＜口コミ＆評判 ユーザー５＞
口コミをまとめてみると「食いつきが良い」と「食いつきが悪い」と食いつきにはかなりバラつきがありました。なので偏食気味の犬には期待できません。
「毛並みが良くなった」など良い意見もありましたが、粒が小さいということで余り噛まない子もいるようです。噛まないと喉に詰まる可能性があるので、小型犬か超小型犬を飼っている家庭は注意が必要だと分かりました。
【まとめ】
以上、原材料や成分を解析し、口コミや評判からもセレクトバランスがどのように評価されているか分かったと思います。
その結果、残念ながら『★★・・・（２ツ星）』だとわかりました。
まとめると、「主原料にはチキンが使用されていますが、穀類が多く含まれておりアレルギーには注意すべきドッグフード」だと分かりました。
口コミでは「粒が小さいから噛まない」など購入したからこそ分かる注意点も分かりました。
主原料に新鮮なチキンを使用し、穀物を含まないドッグフードも販売されています。個人的にはそちらの方が愛犬の健康を維持できるかと思われます。
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