こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
愛犬の年齢に合わせて考えられたドッグフード「ドゥロイヤル」。
犬のライフステージに合わせた製造をしているというドッグフード「ドゥロイヤル」の中身や実態はどうなのでしょうか・・・。
今回も原材料や成分、口コミや評判を見て判断し、辛口評価していきたいと思います。
janp(ジャンプ)が販売している「ドゥロイヤル」とは?
商品名 | ドゥロイヤル |
---|---|
種類 | 総合栄養食/セミモイストフード(半生) |
参考価格(税抜) | 2,600円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/全年齢対応 |
内容量 | 600g |
生産国 | 日本 |
備考 | 100g×6g |
主な特徴は以下の「5つ」です。
- 生のお肉を使用
- 独自製法
- 皮膚、被毛の健康
- 便臭の軽減
- 豊富な多糖体
栄養素を失わないように冷凍された生のお肉をたくさん使用しています。
1度だけの熱処理などの独自の工夫によって原材料の栄養素や風味を失わないように作られています。
胞子によって菌が守られたまま腸に届き、一般の乳酸菌より効果が高いとされる有胞子乳酸菌を配合することによって皮膚、被毛の健康維持できます。
更に便秘解消などの効果があるオリゴ糖も配合することによって腸内環境を整え便臭を軽減します。
愛犬の免疫力を高める効果が期待できる多糖体を豊富に含んでいるクマ笹エキスと酵母ミネラルを配合しています。
特徴では愛犬の健康を考え、皮膚や被毛・便臭など良いこと尽くめのようですが、次に、実際にドゥロイヤルの原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
危険だと判断した原材料や成分は赤色で表示しています。
まずは原材料から!
牛肉、鶏肉、豚肉、おから、鮭白子、マッシュポテト、水飴、小麦蛋白、小麦粉、コーンスターチ、米糠、脱脂大豆、卵、植物油、チーズ、ミネラル類(Na、Cl)、酵母(亜鉛、鉄、銅、ヨウ素)、ササ抽出物、乳酸菌、ソルビトール、pH調整剤(乳酸Na、リン酸塩(Na)、DL-リンゴ酸)、グリセリン、リン酸Ca、酸化防止剤(エリソルビン酸Na、V.E)、オリゴ糖、保存料(ソルビン酸K)、乳酸Ca、発色剤(亜硝酸Na)
次に保証成分をチェック!
粗タンパク質:26.0%以上、粗脂肪:6.0%以上、粗繊維:1.8%以下、粗灰分:7.0%以下、水分:30%以下、カルシウム:0.8%以上、リン:0.6%以上、塩化ナトリウム:0.8%以上、リノール酸:1.3%以上、ビタミンA効力:4000IU/kg以上、ビタミンB1:0.75mg/kg以上、ビタミンB2:1.65mg/kg以上、ビタミンD:1000IU/kg以上、100gあたりの代謝エネルギー(ME):300kcal
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに、おすすめしている「安全で良質なドッグフードを見極める6つの条件」をクリアできているか見ていきましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
使われている添加物に残念ながら危険性の高いものが使われていました。発色剤「亜硝酸ナトリウム」は単体では危険性はありませんが、肉や魚に含まれている「アミン」と結合すると発がん性の物質が発生します。
それによってガンはもちろん嘔吐や下痢・神経麻痺などになる危険性があります。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使われている肉類は「牛肉・鶏肉・豚肉」の3種類でした。低品質な肉類である「ミートミール」は使用されていないので肉類の品質は問題ないはありません。
ただアレルギーの特定がしやすいようにするために肉類は1種類のほうが良いです。結果、肉類の品質は問題ありません。
【条件③】「穀物類」への対応は?
使われている穀類は「おから・小麦・米糠・脱脂大豆・コーンスターチ」と主原料まではいかずともたくさん含まれていました。
特に使用されている穀類の中でも「小麦」と「コーン」は犬にとってアレルギーになりやすい物なので危険です。
また他の穀類も消化不良による、便秘や下痢になる危険性があるので穀類の対応は出来ていません。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使われている油は「植物油」でした。何の植物から使っているか分からないのが勿体無いですが「植物油」は「動物性油脂」に比べてほとんど危険性が低いので問題はないと言えます。
品質に問題はありませんが植物にアレルギーがある犬は避けたほうが良いです。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
公式サイトを確認してみたところ、「新鮮な原材料と品質へのこだわり」と書かれてはいますがヒューマングレードのものを使用しているということは書かれていませんでしたので、信頼性に欠けます。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
公式サイトを確認してみたところ、製造工程が具体的に記載されていました。また製造の品質チェックを行う、品質分析室を設置しているようなので、製造中に何かが混入する恐れなどはなさそうです。
工場の衛生管理も一般食品工場並みのレベルを持っているようなので安心です。
【結論】ドゥロイヤルを辛口評価してみた結果・・・
それではドゥロイヤルの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ 2ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。ドッグフードで重要な肉類と油脂類の品質に関しては何も問題はなく素直に評価が出来ます。
ただ添加物と穀類が酷すぎだと思いました。添加物によって、がんや下痢、嘔吐する危険性のあるものが使用され、穀類の量と合わせると消化不良による下痢になる危険性が更に高まります。
原材料を見てみると特徴では腸内環境を整えると書かれていましたが、正直添加物を見ると整えるどころか壊してしまいそうだなと思いました。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか?
今回のドッグフードの実際の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。
このフードは飽きずに食べてます。値段がちょっと高いのでドライフードと半々であげてますが食付きが良く、体調も毛づやも良くなりました。何をあげたら…って悩む日々も終わって良かったです☆
<口コミ&評判 ユーザー1>
喜んで食べるのですがなぜかウンチがゆるくなります。残念です。
<口コミ&評判 ユーザー2>
いつもこのシリーズでないと食べない、グルメのわんこなんですが。今回はなぜか食いつきが悪く、ただの気まぐれかなって思ったんですが、もしかして古いものなだったんでしょうか?
<口コミ&評判 ユーザー3>
食べるのに興味のないポメラニアンですが、このドッグフードだけは、飽きずにずっとよく食べてます。良い品です。
<口コミ&評判 ユーザー4>
ドッグフードを食べない犬もたべてくれるので、欠かせません。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミをまとめてみると「食いつきが良い」意見がほとんどでした。
これは添加物のせいで食いつきが異常に良いのではないかと思うほどでした。「急に食べなくなった」という子も身体の危険を感じて食べなくなったのではないかと思います。
【まとめ】
以上、原材料や成分を徹底検証し、良質なドッグフードかどうか徹底検証してみました。また口コミや評判からもどのようなドッグフードかお分かりに頂けたかと思います。
その結果、残念ながら『★★・・・(2ツ星)』だとわかりました。
まとめると「肉類が主原料だが、穀類や添加物への対策が万全ではないドッグフード」だと分かりました。実際に口コミでも、お腹を壊してしまった子もいるようなので注意が必要です。
原材料と価格を比較しても、少し釣り合いがとれていない印象もあります。愛犬の健康を考えると他のフードも検討に入れながら購入してくださいね。