こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
カリッと新食感で愛犬の食いつきを良くし、食欲改善を狙って、「おいしさと栄養バランスを整える」というキャッチコピーを掲げるドッグフード「愛犬元気」。
愛犬の食いつきが良く、栄養バランスも整えていると評判ですが、その中身や実態はどうなのでしょうか…。
当サイト独自の基準を用いて、愛犬元気を評価したいと思います。まずは原材料と成分を検証し、さらに口コミや評判も検証していきます。愛犬元気が本当に買うべき製品に値するのかを包み隠さず辛口評価します。
ユニチャーム「愛犬元気」とは?
商品名 | 愛犬元気 |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 870円/1,380円(単品購入時/税込/楽天参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/全成長段階用 |
内容量 | 2.3kg/6kg |
生産国 | 日本 |
備考 | 小分けパック4袋入り |
主な特徴は「3つ」あります。
- 新食感、粒たっぷり
- 消化吸収のサポート
- 健康維持のためのビタミン、ミネラルバランスの調整
商品の特徴を見ると、飽きがこないように様々な工夫がされていました。独自製法でカリッとした食感が出るように工夫され、愛犬の食いつきと食欲改善を狙っています。
消化をよくするために、それに特化した原材料が配合されています。消化吸収は同時に便の悩みも解決するとのこと。
さらに健康を維持するために質の良い「タンパク質・カルシウム・ビタミン・ミネラル」などが配合されています。
公式サイトで見た内容は良質なドッグフードだと感じましたが、実際にその中身はどうなのでしょうか…。では次に原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
ドッグフードを選ぶうえで「原材料と成分」は必ず確認する必要があります。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
穀類、トウモロコシ、小麦粉、コーングルテンミール、フスマ、コーングルテンフィード等、肉類(チキンミール、チキンエキスパウダー、ビーフパウダー、ササミパウダー等)、動物性油脂、脱脂大豆、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)、酵母エキスパウダー、チーズパウダー、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、ナトリウム、リン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
次に保証成分をチェック!
タンパク質23.0%以上、脂質10.0%以上、粗繊維4.5%以下、粗灰分8.5%以下、水分10.0%以下、エネルギー約360kcal(100gあたり)
独自基準の「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに、当サイトでおすすめしている「良質なドッグフードを見極める6つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
残念ながら「人工添加物不使用」の製品ではありません。たとえば原材料を見てみてると、着色料(赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号など)が使用されています。
それぞれ症状は違いますが、発ガン性やアレルギーを引き起こす可能性があるものも含まれていました。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
残念ながら、チキンミールをはじめとして「ミール・エキス・パウダー」という危険な肉類がたくさん入っていました。
「ミール・エキス・パウダー」は”とりあえず肉類であれば問題ない”といった危険な原材料です。つまり、「何が入っているかわからない…」といった低品質極まりない肉類なのです。これは避けほしい原材料です。
【条件③】穀物類への対応は?グレインフリー(穀物不使用)の製品なのか?
残念ながら愛犬元気は穀物類が大量に含まれていました。少量ならばまだ大丈夫なのですが、原材料表示の1番初めに書かれており”最も含有量が多い”ということになります。
身体の中で消化できずゴミとなって溜まっていくので穀物類は非常に危険です。この条件もクリアできていませんでした。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
手抜きの原材料代表といっても過言ではない「動物性油脂」が含まれていました。この動物性油脂というのは”何の動物の油を使っているのかわからない”と言われています。
つまり、病気で死んだ動物の可能性もありますし、実験で使われた後の動物の可能性もあります。なので、残念ながら危険な原材料が使用されていました。
【条件⑤】人間が食べられるほど高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
肉類に非常に品質が悪い「ミール・エキス・パウダー」が使われていました。これらは人間の食品としては絶対に使用されないものです。さらに、着色料や酸化防止剤など危険な原材料も使われていました。
人間が食べても大丈夫な高品質なドッグフードとは到底言えません。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
高品質なドッグフードの中でも特に優秀な製品になると「製造前の原材料のチェック」をしています。
もし製造前チェックしているなら、必ず公式サイトに記載しているのですが、愛犬元気の説明を見てもどこにも見当たりませんでした…。残念ながらこの条件もクリアできていませんでした。
【結論】愛犬元気を辛口評価してみた結果・・・
それでは愛犬元気の総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★・・・・ 1ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果、『★・・・・(1ツ星)』だということがわかりました。
市販で販売されていて、手軽に購入できることや、価格帯も非常に安価だというメリットはありますが、6つの条件と照らし合わせてみると、1つもクリアできているものがありませんでした。
管理人としては「値段は安いものの不安要素が多いドッグフードだな・・・」というのが率直な感想でした。
原材料の表記が犬に相性の悪い穀物ではじまり、肉、油、人工添加物すべてにアレルギーなどの危険性があると判断したので、このような評価にさせて頂きました。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか・・・
実際に購入している愛犬家の方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。購入前の参考になるものを集めてみたのでぜひご覧ください(*^_^*)
うちの愛犬の大好物です。他のドライフードはなかなか食べてくれません・・・
<口コミ&評判 ユーザー1>
食いつきはいい。きっと味はいいのだろう。でも、アレルギーおこしてダメになりました。
<口コミ&評判 ユーザー2>
あきもせずに食べているので、美味しいのだと思います。
<口コミ&評判 ユーザー3>
うんこが臭くなるので、やめました。どうして、愛犬元気シリーズは、うんこが臭くなるのだ?
<口コミ&評判 ユーザー4>
飽きずに食べてます。またリピしたいとおもいます。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミや評判をまとめてみて思ったのが、共通して「食いつきがいい」ということでした。食いつきがいいのは高評価だと思いますが、これは少し偏りがありすぎるな・・・と感じました。
なぜなら、人間に好き嫌いがあるように犬にも好き嫌いがあります。それなのにほとんど共通して食いつきがいいということは、原材料で紹介した「人工甘味料や着色料等」を使わないと食べない・・・なんてことも考えられます。
その他にも「愛犬に与えてすぐにお腹を壊した…」などの声もありました。
まとめ
以上、当サイト独自の6つの条件をもちいて、愛犬元気の原材料や成分、口コミや評判を検証してみました。
その結果、残念ながら『★・・・・(1ツ星)』だと評価しました。
結論からいうと、個人的には「愛犬元気は購入するのは避けるべきドッグフード」であり、おすすめできません。理由は原材料や成分に上記で説明したような不安要素が多いからです。
愛犬が毎日何を口にするのかは全て飼い主さんに委ねられています。愛犬の健康を本気で考えるなら、わざわざ「愛犬元気」を選ぶ必要はなさそうですね。