こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
愛犬は大切な家族だから。健やかな毎日を応援する安心のおいしさをというキャッチコピーで販売されているドッグフード「いぬのしあわせ」。
愛犬の健康のためにドッグフード選びはとても大切です。当サイトの基準を使って原材料を検証していき、さらに実際の口コミでの評判や効果なども検証し、最後にいぬのしあわせは買うべきか辛口評価したいと思います。
日清ペットフードから販売されている「いぬのしあわせ」とは?
商品名 | いぬのしあわせ |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 670円(単品購入時/税抜) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用(生後1歳から6歳まで対応) |
内容量 | 1.5kg |
生産国 | 日本 |
備考 | 賞味期間 製造より 1年6ヶ月間 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 国内製造
- 着色料無添加
- LIFE20
国内で製造されている国産のドッグフードとなっているので、長い時間をかけて輸送する必要がなくなっています。なので新鮮さに期待が出来ます。
安心、安全性のために着色料は不使用となっています。美味しそうな色を出すために自然素材を使用しているそうです。
愛犬の一生の健康を考え、平均寿命を20歳まで延ばすという独自の食事改善「LIFE20」が組み込まれているようです。
国内製造と着色料無添加によって美味しいドッグフードを届けるとのことですが…実際に原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析
安全なドッグフードを選ぶなら原材料と成分は絶対に確認するべきです。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
穀類(小麦粉/ホミニーフィード/とうもろこし/コーングルテンミール/脱脂米糠)/肉類(ミートミール/チキンミール/チキンレバーパウダー)/油脂類(動物性油脂/フィッシュオイル/米胚芽油)/アルファルファ/大豆ミール/乳類(ミルクパウダー/チーズパウダー)/魚介類(フィッシュミール/魚肉抽出物)/ビートパルプ/野菜類(パプリカ/キャベツパウダー/にんじんパウダー/ほうれん草パウダー/かぼちゃパウダー)/オリゴ糖/クロレラ/卵黄粉末/β‐グルカン/グルコサミン/クローブ/バジル/ローズマリー/ミネラル類(カルシウム/リン/ナトリウム/塩素/銅/亜鉛/ヨウ素)/ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)/香料/酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
次に保証成分をチェック!
<重量百分比>
水分(10.0%以下)/たんぱく質(20.0%以上)/脂質(10.0%以上)/粗繊維(5.0%以下)/灰分(8.0%以下)/カルシウム(0.9%以上)/リン(0.72%以上)/リノール酸(0.9%以上)
<1kg当たり>
ビタミンA(4500IU以上)/ビタミンE(45IU以上)/ビタミンB1(0.9mg以上)/ビタミンB2(2.0mg以上)
良質なドッグフードとして当サイト独自の6つの条件を満たせているか徹底検証!
分析した原材料と成分をもとに、「安全で良質なドッグフードを見極める6つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
ドッグフードを美味しく食べさせられるように着色料は無添加のようですが、香料が使用されています。香料は犬の健康にとって不要なものですし、ドッグフード自体に素材の匂いがあれば配合する意味はありません。
着色料は無添加だとしても「100%無添加」という条件は満たせていません。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
原材料を見てみると「〇〇ミール・〇〇パウダー」というものが使われています。まずこの「〇〇ミール・〇〇パウダー」というものですが、これらは混ぜられ作られた危険な原材料です。
これは何が危険かというと、事故死した動物や、病死、薬漬けされた動物などが混ぜられている可能性があるのです。
【条件③】「穀物類」への対応は?
主原料のほとんどが穀類で占めており、小麦とトウモロコシという低品質なドッグフードでは必ず使われているものがあり、これは消化不良が起こったり、アレルギーを引き起こす危険性があるので注意しましょう。
また大豆ミールやビートパルプというのは量を増やすためだけで栄養も何もないものです。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
原材料の「動物性油脂」というのは手抜きの原材料の代表とも言えるもので、どういう状態の動物だったのか不明な部分が非常に多いのです。
肉類の「〇〇ミール・〇〇パウダー」と一緒で事故死の動物や病死、使い古された油の可能性もあります。なのでこれも良質な油を使用しているとはいえません。
【条件⑤】人間が食べられるほど高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
原材料の肉類・穀物類・油・添加物どれをみても人間が食べても平気な「ヒューマングレード」の原材料は使われていませんでした。
正直、今までの条件の内容を見ていると、ここだけクリアしているはずもありませんよね^_^;
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
高品質なドッグフードになってくると製造前にもしっかりとチェックをされ、公式サイトに書かれているのですが、いぬのしあわせの公式サイトをチェックしてみたのですが、どこにも見当たらず。
残念ながら製造前チェックはされていませんでした。
【結論】ドッグフード「いぬのしあわせ」を辛口評価してみた結果・・・
それでは「いぬのしあわせ」の総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★・・・・ 1ツ星
(5段階評価中)
「いぬのしあわせ」を総合評価してみた結果『【・・・・★】1ツ星』だということがわかりました。
管理人の感想としては、国内製造と着色料無添加だと安全性をアピールしているわりには他に使われている原材料に危険なものが多く、良い印象はもてませんでした。
特にドッグフードの原材料の中でも大切な肉類に関しては、チキンミール、ミートミール、チキンパウダーと非常に品質が悪いものが並んでいました。
このような肉類は人間が食べることが許されない原材料なので、当然ヒューマングレード(人間が食べられるほど高品質な素材)ではありません。
ドッグフード「いぬのしあわせ」は、全体的にそういった不透明な部分が多いため、避けている愛犬家の方は多いようです。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!はたして悪評はあるのか・・・
実際に愛用している愛犬家の方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。購入前の参考になるものを集めてみたので、ぜひご覧ください^^
好き嫌いが激しいトイプーなのですが、評価もよかったし、生協で扱っているくらいなので原材料も安心だと期待していたのですが、うちのトイプーは全く食べませんでした。残念です。
<口コミ&評判 ユーザー1>
食が細い子ですが、小粒で食べやすいので、喜んで食べてますo(^-^)o
<口コミ&評判 ユーザー2>
うちの子にはあわなかった。たべないですねー。安いんですけとねー。
<口コミ&評判 ユーザー3>
いろいろなドッグフードを試しましたがこれは割りとよく食べます。残してもしばらくするとかりかり食べるのでおいしいのでしょう。
<口コミ&評判 ユーザー4>
穀類フードは便の量も多いし臭いしで処理が大変だし、毛づや・毛並みもあまり良い状態とは言えないです。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミを見て思った事は、やはり着色料無添加だということで無理やり食いつきをよくしていないので、好き嫌いがはっきりしてくれていますね。
食いつきに満足をしている方も居ますが、ただやっぱり消化不良らしき事が起こっている子がいるのも気になりますね。
【まとめ】
以上、原材料や成分、口コミや評判からもいぬのしあわせが実際どのように評価されているか分かったはずです。実際に原材料を見ていただけると、どれだけ不安な要素があるか分かっていただけたかと思います。
その結果、残念ながら「【・・・・★】1ツ星」ドッグフードだとわかりました。
特徴でも紹介した平均寿命20歳以上を目指すということですが、原材料を見てみるとアレルギーや消化不良を起こす可能性があり、そこまで良いものが使われているわけでもありませんでした。実際、口コミでも体調を崩した子もいるようです。
価格は安いものの好んでこのドッグフードを選ぶ必要性はなさそうですね。