こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
日本にはドッグフードを規制する法律があります。それが「ペットフード安全法」です。この法律によってペットフードの原材料を商品に表示する義務があります。
だから、どんな原材料を入れているかはきっちり表示しないと販売することができないんです。でも、「添加物」にはその義務がないんです!
実は、これってすごい危険なことなんです・・・。
添加物を表示しないということは・・・
極端に行ってみると、人工添加物や保存料などが「何でも入れ放題」ってことになるんです。だってそれを表示する義務はありませんから。
(補足※現在では表示を義務化する「ペットフード安全法」が制定されています。しかし、原材料自体に添加する場合は表示義務がないので、全く安心できません。)
「でも、さすがに何でもありってわけじゃないでしょ!」
確かに、ワンちゃんに明らかに害を及ぼすような有害なものが入っていれば、ペットフード安全法に引っかかって、販売することはできなくなるでしょう。
その「有害なもの」はどうやってわかると思いますか?
毎日大量に生産されるドッグフードを人件費、費用、莫大な設備をかけて毎日検査しているとは到底思えません。
つまり、犬が大量死したり、問題が起こったときに初めてしっかり検査するんです。
だってペットフード安全法ができたのも、ペットが大量死するという問題が起こってから初めて日本政府が乗り出してしぶしぶ作った法律です。
だから、未然に防ぐことなんて毛頭考えてないのです。もし、未然に防ぐ気なら原材料に対する添加物の表示義務も規制しているはずです。(※これについて詳しく知りたい方は下の関連記事の【条件6「製造前の品質チェック」】をご覧ください。)
添加物を表示しない理由とは!?
もし、ドッグフードの原材料に対する添加物の表示義務を規制したとします。するとどうなるか分かりますか?
近所のペットショップや、ホームセンターからほとんどのドッグフードが消えてしまいます。
なぜなら、あそこで販売されているドッグフードは、人工添加物や保存料がたんまり入っているからです。
保存期間を見れば一発でわかりますよ。食べ物なのに異常に長い保存期間が記載されていると思います。
ドッグフード業者はワンちゃんの体のことを考えてドッグフードを作るのではなく、どれだけ利益を上げれるかを考えて作っています。
だからワンちゃんの体が悪くなったとしても、保存期間を伸ばして在庫を少なくしたいのです。
もちろん、企業として利益は第一優先です。だから仕方のないことなのかもしれませんが、本来は犬の健康をサポートするためのドッグフードが、犬の体を壊していては元も子もありません。
そして、このような利益第一優先のドッグフード業者がこの業界には多すぎるが現状です。
ドッグフードを選ぶときは・・・
飼い主がしっかりドッグフード選んであげないといけません。保存期間が長くて、価格が安いドッグフードは最悪です。犬の体のことなんて全く考えていないフードです。
こんなものを食べ続けていれば、愛犬の寿命が短くなるのも、誰が見ても分かることです。
添加物に関しては表示義務がないので見ることができません。でも、保存期間を見れば全てが分かります。保存期間があまりに長いものは絶対に買わないようにしましょう。
犬の体に本当に良いドッグフードは、保存期間がだいたい「1ヶ月程度」のものが多いです。それを目安に購入してあげるようにしてくださいね。