こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
犬は狼の派生からきているので元々は肉食動物です。「じゃあ、肉類だけ与えていたらいいんじゃないの?」このように思う方もいるかもしれません。
しかし、スーパーや食肉店などで手に入る肉類だけを与えてたとしたら、犬は間違いなく栄養失調になってしまいます。
実は、犬は肉食動物なのですが「穀物」も少しだけなら食べることができます。ただし、この穀物の量が多くなってくると犬に牙を剥く”危険な原材料”に変わってしまうのです・・・。
穀物も少しだけの量なら、犬の体にとって必要なものになってくれます。
そもそも、どうして肉食動物の犬が「少量の穀物」を必要とするのでしょうか。まずはそこからご説明します。
犬は草食動物や小動物を捕獲して餌にしていた。
野生の中で生きていた犬は、主に草食動物や小動物を飼って食べていました。食べていたといってもいわゆる肉である筋肉だけではありません。内臓も食べれば骨も食べます。
すなわち、草食動物や小動物の全体を食べていたので、肉類のみでは不足しがちな栄養素を補うことができていたのです。
その中には、草食動物や小動物が食べた「穀物」なども含まれていました。
だから犬は少量の穀物であれば食べることができます。むしろ少量の穀物は、腹持ちを良くするというメリットもあったんです。
ちなみに犬は、肉類であれば消化するのに4時間で済みますが、穀物類は16時間以上かかります。これだけ見ても、穀物がどれだけ消化されにくいかが分かると思います。
犬にとって穀物も欠かせないものです。しかし、穀物も少量ならメリットになるのですが・・・。
ドッグフードには大量の穀物が含まれている!?
実は、市販の安価なドックフード(国産含む)から高級フード(プレミアムドッグフード)と言われるものまで、「穀物」が大量に練り込まれたものがあります。
もし、近くのスーパーやドラッグストア、ホームセンターに行く機会があれば一度見てください。袋の後ろに書いてある原材料表示の一番最初に書いてあるのが、そのドッグフードの主原料になります。
一般で販売しているドッグフードのラベル表示を見てください!
陳列してある多くのドックフードに書かれている主原料が「穀物」になっています。
ここに本来は「肉類」が書かれてないといけないのに、穀物が多く含まれているため、犬はドッグフードをうまく消化できません。だって、消化できないゴミのようなものを食べているのですから。
すると、消化不良を起こし消化器官系に異常をきたします。その結果、
- 穀物アレルギー
- 皮膚病
- 尿路結石
- 腎臓病
- 肝臓病
など様々な病気を引き起こす原因になります。
何より愛犬が毎日食べれるものなので、徐々に体を傷つけていき免疫力を低下させます。そして最終的には・・・という事態にもなりかねないのです。
「うちの愛犬は体が弱くて、よく病気になるんです・・・」
なんて言っている場合ではありません。だって、その原因は毎日食べている穀物が多く含まれたドッグフードが原因かもしれないですから。
穀物不使用(グレインフリー)の安全なドッグフードもあります。
市場には粗悪なドッグフードだけでなく、愛犬の体のことを本当に考えた安全なドッグフードもあります。
そのグレインフリー(穀物不使用)の中でも、代表的で有名なのが「モグワン」です。
もし愛犬の体調がおかしいなら、まずは餌を見直してください。案外、コロっと病気が改善されたりすることもあります。
愛犬の将来のことをきちんと考えるなら、必要なのは安全なドッグフードだということは間違いないでしょう。