こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
創業してから100年以上もの歴史をもっているピュリナが販売しているドッグフード「プロプラン」。
公式によると健康で長生きな生活が出来るように工夫が施されているようですが、実際どのような工夫がされているのか見ていきたいと思います。
プロプランは「皮膚、被毛」や「体重管理」など、それぞれにあわせた健康への配慮がされています。
今回は「理想的な健康維持」が出来るという「オプティライフ」の原材料や成分から辛口評価していきたいと思います。
ピュリナが販売しているドッグフード「プロプラン」とは?
商品名 | プロプラン(オプティライフ) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 2,900円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 小型犬・超小型犬用/成犬用 |
内容量 | 2.5kg |
生産国 | オーストラリア |
備考 | 成犬時の体重が1kg~10kg |
主な特徴は以下の「5つ」です。
- 歯茎の健康を
- 心臓の健康
- 腸内環境の健康維持
- 関節の健康維持
- 良質なチキン
DHA・EPAを配合することによって歯周病や炎症などの歯の病気を改善する効果があり歯茎の健康をサポートします。また、心臓の健康をサポートすることによって息切れや動悸などの心臓病を予防します。
活発な生活をしていくうえで大切な関節の健康を維持するためにビタミン類や不飽和脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれています。
主原料には良質なチキンを使用することによって、愛犬の食いつきや嗜好性も高めることを目的としています。
歯茎や心臓、腸内、関節の健康維持ができるドッグフードだということですが・・・実際はどうなのでしょうか。原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
本当に長生きが出来るように配慮されているのか「原材料と成分」を確認してみましょう。危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
チキン、小麦、動物性油脂、大豆ミール、ツナミール、シリアルブラン、米、ビートパルプ、大麦、チコリ、小麦グルテン、魚油、ミックスエキストラクト、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
次に保証成分をチェック!
たんぱく質:24%以上、脂質:15%以上、粗繊維:4%以下、灰分:10%以下、水分:12%以下、ME(代謝エネルギー):367kcal/100g
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに本当に安全で良質なドッグフードなのか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
使われている添加物「酸化防止剤」は天然由来の成分「ミックストコフェロール」なので病気などの危険性はなく、安全だとは言えます。
他に恐らく香料と思われる「ミックスエキストラクト」が使用されています。これは申し訳ないのですが私もあまり分からないのでどうするか迷いました。
仮に香料だとすると何がミックスされているのか不明なので気をつけたいです。
※「ミックスエキストラクト」について分かり次第追記させていただきます。またお知りの方はぜひともお問い合わせから情報をお願いします。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使われている肉類は「チキン」と「ツナミール」でした。「チキン」に関しては主原料になるほど含まれ、品質は良いので問題ありません。
しかし「ツナミール」の「○○ミール」というのは基本的に低品質なもので涙やけの原因となる可能性もありますので肉類の品質は良いと言えません。
【条件③】「穀物類」への対応は?
使われている穀類は「小麦・大豆ミール・シリアルブラン・米・大麦・小麦グルテン」と多く含まれていました。
基本的に犬は穀類の消化を苦手としています。少量だと問題ありませんが量を間違えると胃腸に負担が掛かり、消化不良による下痢や嘔吐を引き起こす可能性がありますので注意が必要です。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使われている油は「動物性油脂」と「魚油」でした。
主に使われている「動物性油脂」はガンなどの病に侵されて死んだ動物などの油を使っている可能性があるので鮮度や品質に不安があります。
「魚油」は犬にとって相性の悪いものではありませんが、使用している魚の名前が不透明なので記載しておいて欲しかったです。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
「プロプラン」の公式サイトを確認してみたところ、新鮮なものを使っているという記載はありましたが、ヒューマングレードの記載はありませんでした。なので原材料の品質をどこまで持ち上げようと信用出来ません。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
公式サイトを確認してみたところ、「ネスレの品質管理」というところに、「ペットフードの原材料の選定から保管・配送に至る全製造工程を厳重に監視」という記載がありました。
なので工場での異物混入などの心配はなさそうです。製造前の品質チェックは行わていると考えてよさそうですね。
【結論】プロプランを辛口評価してみた結果・・・
それでは「プロプラン」の総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ 2ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。全体的に危険なものが多く、原材料を見る限り本当に長生きが出来るのか不安に残る結果となりました。
この評価にした理由は原材料に余計なものが結構見られました。肉類は「チキン」だけだと良質な肉類を使用していると言えるのに「ツナミール」の使用、油は「魚油」だけだとまだマシでしたが、最悪な「動物性油脂」が使われていたりと残念です。
また特徴では「腸内環境の健康維持」と記載がありましたが、主原料までは含まれていませんが、正直この穀物の種類の多さで本当に維持できるのかも疑問が残ります。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか?
実際に「プロプラン」を買ってみた飼い主さんの口コミを見てみましょう。購入前の参考になりそうなものを集めてみました。
ずっとあげているので、リピです。食いつきも問題なく、毛並み等も良好です。
<口コミ&評判 ユーザー1>
食いつきがよくありませんでした。このシリーズならと思って購入したのに残念です。
<口コミ&評判 ユーザー2>
今回、新しくなった2.5キロタイプを購入いましたが、旧タイプの3キロは1キログラムづつ小分けになっており非常に使いやすかったのですが、新タイプは小分けになっていないので使いにくいです。
<口コミ&評判 ユーザー3>
食いつきが悪くなってきてしまいましたが、何とか食べてます。
<口コミ&評判 ユーザー4>
今回リニューアルしてから初めて購入。我が家のわんこが大好きで食べていたのですが、残念ながら、食べなくなってしまいました。商品はいいはずなのに。。。食べてすぐ吐き出してしまい、翌日からは、そっぽをむいていしまいました。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミをまとめてみると、ドッグフードとの相性が良いと愛犬の毛並みや食いつきに良い効果が出ている様子です。
相性が悪い子の場合は嫌々食べたり、吐いたりしているようです。なので偏食気味の子は食べない可能性が高いと思われます。
リニューアルしたことによって袋が小分けではなくなったようなので、保存方法に注意が必要ですね。
【まとめ】
「プロプラン」の原材料や成分から「良質なドッグフード」かどうか徹底検証してみました。その結果、残念ながら『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。
また口コミや評判からもプロプランがどのような効果があったか分かってもらえたと思います。
まとめると「良いところもあったが必要のない原材料も使われているドッグフード」だということが分かりました。
愛犬が健康で長生きできる生活を考えるなら、他のドッグフードを検討材料に入れてもいいかもしれませんね。