こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
天然の原材料をふんだんに使用し、ニュージーランドで製造されたドッグフード「ジウィピーク」。
高価なサプリメントは必要ないほど栄養価を尊重しているということですがドッグフード「ジウィピーク」の中身や実態はどうなのでしょうか・・・。
今回も公式に書いてある良い内容は一切無視して原材料や成分、口コミや評判を徹底辛口評価したいと思います。
ニュージーランド産の「ジウィピーク」とは?
商品名 | ジウィピーク |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 8,716円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/全年齢対応 |
内容量 | 1kg |
生産国 | ニュージーランド |
備考 | 人工香料不使用, 自然素材, 穀物不使用 |
主な特徴は以下の「2つ」です。
- エアドライ製法
- 消化性・関節を初めとした健康面の配慮
ゆっくりと乾燥させる独自の製法によって、ビタミンやタンパク質などの栄養素が熱によって失われるのを最低限に抑えることができます。
鹿肉はたんぱく質が豊富で関節に良いとされるグルコサミン、消化をサポートするコンドロイチンも含まれているので愛犬の健康をサポートします。
肉類が豊富に使用され、栄養価が失われないように独自の製法となっていますが実際に栄養があるものは使われているのでしょうか?次に、原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
肉類 90%以上、ベニソン生肉 56%以上、ベニソンハート生肉、ベニソントライプ生肉、ベニソンラング生肉、ベニソンキドニー生肉、ベニソンレバー生肉 34%以上、ニュージーランド緑イ貝 3%以上、レシチン、 イヌリン(チコリ由来)、乾燥海草、パセリ、ビタミン: ビタミンD3サプリメント、ビタミンEサプリメント、チアミンモノニトレート、リボフラビン、d-パントテン酸カルシウム、葉酸、ビタミンB12サプリメント、 塩酸チアミン、キレートミネラル: 鉄アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、亜鉛アミノ酸複合体、セレン酵母、重炭酸カリウム、炭酸カルシウム、酸化防止剤(天然ミックストコフェロール/ビタミンE
次に保証成分をチェック!
粗タンパク質 34%以上、粗脂肪 26%以上、粗繊維 1.6%以下、水分 14%以下、灰分 8%以下)
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに、「安全で良質なドッグフードを見極める6つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
使われている酸化防止剤は「天然ミックストコフェロール」と天然成分なので安全です。これが「BHA・BHT」などの人工添加物の場合は危険なので絶対に避けてください。また合成着色料などの危険なものも使われていませんでした。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
肉類の「ベニソン」というのは鹿肉のことです。使われている肉類の割合と使っている部位が細かく書かれているのは非常に良いことです。
また90%以上が肉類ということで豊富に動物性たんぱく質が摂れるのも評価が出来ます。肉類の品質は高品質なものと言えます。
【条件③】「穀物類」への対応は?
原材料を見ると穀類が使われていませんでした。穀類というのは犬にとってアレルギーになりやすく、消化不良になる危険性があります。
なのでグレインフリー(穀物不使用)というのは犬にとってそれらの危険性がないということなので良いことです。穀類への対応は出来ています。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
原材料を見る限り油脂類が書かれていないので製造過程で恐らく油を使用していないと思います。よって油は生肉のものを使用していると考えられるので品質に問題はないと思います。
【条件⑤】人間が食べられるほど高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
公式サイトを確認してみたところ「人が食べるものと同様に高品質の天然素材にこだわった食事を作ることができる」と記載されていました。使われている原材料の品質は安心出来るものだと思います。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
公式サイトを確認してみると、「原料のトレイサビリティ(追跡可能性)も徹底しています。」と記載されていたので製造前の品質チェックは大丈夫だと思います。
また生産されている工場の衛生面などもライセンス取得している工場のようなので安心できます。品質チェック、工場での管理ともには出来ています。
【結論】ジウィピークを辛口評価してみた結果・・・
それではジウィピークの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ 2ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。こだわっている肉類に関しては「割合・品質・使っている部位」全てが細かく明記されているので満点と言えます。
では何故この評価にしたかといいますと、理由はカロリーにあります。原材料の肉類に非常に豊富なタンパク質と一緒にたくさんのカロリーも含まれているのです(474kcal/100g)。
つまり、肥満になる可能性が高いかもしれません。もし与えるえるなら栄養価が最も必要な成長期の犬に与えるのが1番良いと思います。
肉類がふんだんに使用され、嗜好性が非常に高くなっていると思うので、やめる時にドッグフードの切り替えが少し難しくなるかもしれません。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか?
実際の口コミや評判を見てみましょう。購入前の参考になりそうなものをまとめてみました。
普通のドライフードをなかなか食べないので、この商品を見つけて買ってさっそくあげたら、ものすごい食いつきです笑
<口コミ&評判 ユーザー1>
400gを食べ切ったので、購入。トイ・プードルなんですが、1kg買った後になって急に食べなくなりました。お腹が空き過ぎて、嘔吐はするし。もう、どうして良いのか分かりません。
<口コミ&評判 ユーザー2>
食べむらのあるフレンチブルドッグ3兄弟がそろって完食感激のフードです高級フードではありますが…(笑)
<口コミ&評判 ユーザー3>
このフードにしてから凄く調子がいいです。安心してあげられるふフードの1つです。もうちょっと値段が安いと完璧です。
<口コミ&評判 ユーザー4>
おいしそうな強い香りがします。排泄物が少ないです。1日1回から2日に1回になりました。形が平べったい四角で丸のみするうちの小型犬には少し心配です。
<口コミ&評判 ユーザー5>
「1kg約9,000円」ということで値段が高いという口コミが非常に多かったです。
肉類が90%以上と犬の嗜好性を刺激してか食いつきはとても良いみたいですね。ただ、急に食べなくなったりする子もいるようなので注意が必要です。
あと、チャックに不備がある意見がいくつか見られましたので、保存方法にも注意したいところですね。
【まとめ】
以上、良質なドッグフードかどうか徹底検証してみました。原材料や成分、口コミ、評判からもジウィピークがどのように評価されているか分かった頂けたはずです。
その結果、残念ながら『★★・・・(2ツ星)』だとわかりました。
まとめてみると「品質は悪くはないが価格が高すぎるドッグフード」だと分かりました。
与えすぎると肥満になる可能性や、価格の高さを考えると毎日与えるドッグフードとしては・・・といった評価です。与えるのならば栄養がたくさん必要な成長期だけに限定するのがいいかもしれません。