こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
ドッグフードの中では珍しいタイプの歯磨き粉入りの「ランミールミックス」。市販では見かけないタイプの製品になります。
美味しさと健康にこだわったバランスの良い総合栄養食だというドッグフード「ランミールミックス」の品質はどうなのでしょうか。辛口評価の管理人が今回もドッグフードを本音で評価したいと思います。
ランミールミックスを購入しようと検討されている方は、ぜひ一度見て頂ければ参考になると思いますよ。
日進ペットフードが販売している「ランミールミックス」とは?
商品名 | ランミールミックス |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 770円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用 |
内容量 | 3.2kg |
生産国 | 日本 |
備考 | 小分け6パック |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 食べやすい小粒
- 元気な身体のために
- 免疫力を維持
歯垢が付きにくいように粒の形に工夫をしています。また歯磨き粒を入れることによってお口のケアにも配慮をしています。
犬の身体を元気にするために、関節や骨、皮膚、被毛に配慮がされています。
犬が持っている病気などへの免疫力を維持することが出来るように栄養バランスをサポートしています。
歯だけではなく健康にも配慮しているようですが、実際に配慮されているのか次に原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
穀類(小麦粉/ホミニーフィード/とうもろこし/中白糠/小麦ふすま/コーングルテンミール/脱脂米糠)/肉類(ミートミール/チキンミール/チキンパウダー/ビーフパウダー/ささみパウダー)/油脂類(動物性油脂/フィッシュオイル)/大豆ミール/ビートパルプ/フィッシュミール/オリゴ糖/野菜類(パプリカ/キャベツパウダー/にんじんパウダー/ほうれん草パウダー/かぼちゃパウダー)/アルファルファ/ビール酵母/ミルクパウダー/ミルクカルシウム/クロレラ/グルコサミン/β-グルカン/クローブ/バジル/ローズマリー/ミネラル類(カルシウム/リン/ナトリウム/塩素/ヨウ素/亜鉛/銅)/ビタミン類(A/D/E/B2/B12/パントテン酸/コリン)/食用赤色3号/食用赤色102号/食用黄色4号/食用青色1号/食用黄色5号/酸化防止剤(ローズマリー抽出物)
次に保証成分をチェック!
<重量百分比>
水分(10.0%以下)/たんぱく質(20.0%以上)/脂質(10.0%以上)/粗繊維(5.0%以下)/灰分(9.0%以下)/カルシウム(0.9%以上)/リン(0.72%以上)/リノール酸(0.9%以上)<1kg当たり>
ビタミンA(4500IU以上)/ビタミンE(45IU以上)/ビタミンB1(0.9mg以上)/ビタミンB2(2.0mg以上)
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
当サイトでおすすめしている「安全で良質なドッグフードを見極める6つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
添加物で酸化防止剤は安全だと言えます。しかし使われている「食用赤色3号」などは非常に危険です。これは人間だとたった200g~300gで致死量と言われています。
人間より遥かに小さいワンちゃんで考えると恐ろしい事だとわかりますよね・・・。よって100%無添加ドッグフードとは言えません。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使われている肉類を見ると「〇〇ミール、〇〇パウダー」のオンパレードでした。
これらは人間用として売れないものを砕いて粉末状にして固めたものの事を言います。なので栄養価も無く、もしかしたら何かの副産物が入っている可能性もあります。
【条件③】「穀物類」への対応は?
原材料をひとめ見ただけで穀類が多いなと思いました。
穀類は犬にとって不要でドッグフードではよく量増しに使われます。使われている物も犬にとってアレルギーになりやすいものばかりでした。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使われている油は「動物性油脂」と「フィッシュオイル」でした。「フィッシュオイル」は危険性はありませんが「動物性油脂」というのは病死や事故で死んでしまった動物から取った油を使っているので危険な物が混入している可能性もあります。
ただフィッシュオイルは使用している魚が具体的に書かれていないので危険とさせていただきました。もし高品質なドッグフードであれば「サーモンオイル」と具体的に表記されています。
【条件⑤】人間が食べられるほど高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
ランミールミックスのホームページを確認してみたところヒューマングレードのものを使用しているという記載はありませんでした。なので原材料の品質に信用が出来ません。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
公式サイトを確認してみたところ、作られている工場は国際認証規格であるISO9001(品質マネジメントシステム)を取得しているようです。
よって品質チェックは合格です。
【結論】ランミールミックスを辛口評価してみた結果・・・
ランミールミックスの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★・・・・ 1ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『・・・・★(1ツ星)』だということがわかりました。
原材料をまとめてみて、特徴のようにリンやカルシウムなど愛犬の口に良いものが実際入っていましたがそれ以上に身体に悪いものが多いなと思いました。
原材料の表記を見てもらえたら分かると思いますが、ほとんどが赤文字の危険と言える原材料が使用されていました。
特徴では身体と免疫力を維持できるということでしたが原材料を見る限り維持できるように思えません。
またヒューマングレードのものを使用や品質チェックなどの高品質なドッグフードなら必ず行われていることが無かったのも残念でした。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか・・・
実際に「口コミ」や「評判」を見てみましょう。購入前の参考になるものを集めてみました。
歯みがき嫌いな愛犬に購入。食べるには食べるがあまり好きではない様子。あと、便の臭いは軽減されましたが、軟らかい便しか出なくなりました。歯みがきはさせたいけれど、好きではないようなので、別なフードと混ぜて食べてもらいます。
<口コミ&評判 ユーザー1>
この商品は小袋わけしてあるので風味が損ないにくく気に入っています。愛犬も喜んで食べてくれています。以前は他の商品で自分で小袋に分けて保管していたのでこの商品にしてからは助かっています。
<口コミ&評判 ユーザー2>
近所より安いので購入しました。このフードだけは食いつきがいいので続けてます。
<口コミ&評判 ユーザー3>
わが家の愛犬がいちばん好きなごはんです。
<口コミ&評判 ユーザー4>
良く食べてくれますし、歯も綺麗になりました。歯磨きをさせないので、こういうのは助かります。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミをまとめてみると全体的に「食いつきが良い」「値段が安い」など、高評価ばかりでした。
食いつきの良さが異常だと思い、少し心配になりました。もしかしたら香料で無理やり・・・など思ってしまいます。
価格面や小分けパックは経済的にも負担が少ないので助かりますね。
【まとめ】
日清と大手の会社が販売しているドッグフード「ランミールミックス」の原材料や成分を徹底検証してみました。検証してみると残念ながら『・・・・★(1ツ星)』評価が妥当ということが分かりました。
まとめると「歯磨き粉入りはうれしいですが、健康によくない原材料も入っているドッグフード」だということが分かりました。
愛犬のお口の健康を気にしてドッグフードを選ぶくらいなら、別のドッグフードを選んで歯磨きをしてあげたほうがいいと思いますよ。