こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
生涯にわたる食事による健康管理で、愛犬の健康と幸福をサポートしますというキャッチコピーで販売されているデンマーク生まれのドッグフード「スペシフィック」。
生涯にわたって食事だけで健康管理をサポートするということで飼い主として楽にワンちゃんの健康維持ができると、かなり期待が出来そうですが・・・
健康管理が出来るということですが実際に使用している原材料や成分、使用した方たちの口コミはどうなっているのでしょうか?それらをもとに辛口評価していきたいと思います。
インターベットが販売している「スペシフィック」とは?
商品名 | スペシフィック(CID) |
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種類 | 食事療法食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 4,519円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用 |
内容量 | 2.5kg |
生産国 | デンマーク |
備考 | 合成着色料・合成フレーバーは含みません |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 消化器症状を示す犬に配慮
- ミネラルやビタミン強化
- 消化性の低い繊維を制限
消化性に優れた原材料を使用することによって、下痢や嘔吐などの消化器に異常を示す犬に対して配慮がされています。
またそのときの下痢や嘔吐によって一緒に吐き出され失われやすい大切な栄養素「ミネラル」と「ビタミン」を強化することによって失われないように工夫がされています。
食物繊維である、サイリウム種皮を添加することによって健康な消化管を維持することが出来ます。
消化性の高いものを使ったり、健康な消化管を維持する為に食物繊維を使っていたりと、消化性にこだわっているようですが、次に、実際にスペシフィックの原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
安全なドッグフードを選ぶ上で欠かせない「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
米、卵、魚粉、トウモロコシでんぷん、ミネラル類(Ca, P, K, Na, Cl, Fe, Cu, Mn, Zn, I, Se)、動物性油脂(豚および牛)、砂糖、豚肉蛋白加水分解物、粉末セルロース、ビタミン類(VA, VB1, VB2, VB6, VB12, ナイアシン, パントテン酸,ビオチン, VC, VD3, VE, VK, コリン)、サイリウム種皮、酵母、ビートパルプ、フルクトオリゴ糖、メチオニン、ユッカ抽出物、ヒマワリ油、リジン、ゼオライト
酸化防止剤:BHT、BHA、没食子酸プロピル
次に保証成分をチェック!
粗蛋白24.8g、粗脂肪13.9g、炭水化物(NFE)43.6g、粗繊維1.0g、カルシウム1.17g、リン0.83g、ナトリウム0.67g、オメガー3脂肪酸0.43g、オメガー3/-6比1:5、水分9.0g
独自基準の「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに、当サイトでおすすめしている「安全で良質なドッグフードを見極める6つの条件」に照らし合わせてみていきましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
備考欄にも書いていますが合成着色料・合成フレーバーを使用していませんが、原材料を見ると、酸化防止剤「BHA・BHT」これはかなり危険性が高く、脱毛や無眼症、ガンになる可能性があります。
添加物による病気の危険性があるので、愛犬に与えるには非常に不安です。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
原材料を見ると豚肉蛋白加水分解物と書かれています。これはたんぱく質の原料(豚・魚・小麦・大豆等)を加水分解することによって作られます。
加水分解するときに塩酸を使うのですが原料の脂肪(グリセリン)と塩酸によって変異原性の恐れがある、不純物が微量に発生すると言われています。
その発生したものは発がん性のある物質だと言われているので品質に不安が残ります。
【条件③】「穀物類」への対応は?
主原料に米、その後にトウモロコシでんぷんが含まれていました。これは消化不良とアレルギーの危険性があるものが多く含まれているということになります。
なので穀類の対応は出来ておらず、犬にとって非常に相性が悪いと言えます。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
動物性油脂が使われています。(豚および牛)と使っている動物が書かれているのは評価できますが、どのような状態で鮮度はどうだったか不明な油が使用されています。
よって良質な油が使われているとは言えません。
【条件⑤】人間が食べられるほど高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
原材料を見る限りでは特にヒューマングレードのものが使用されておらず、公式サイトを見ても、それを使用していると書かれていませんでした。結果、品質の信用性に欠けます。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
公式サイトを見ると安全性が高く、安心して与えられますと書いていますが、特に工場での製造前に品質チェックのことなどは書かれておらず、信用が出来ない結果となりました。
ドッグフード「スペシフィック」を辛口評価してみた結果・・・
それではドッグフード「スペシフィック」の総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★・・・・ 1ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★・・・・(1ツ星)』だということがわかりました。スペシフィックのホームページでは安心や安全と健康管理するドッグフードと良い言葉をたくさん並べていますが実際は原材料をみると危険なものを並べられているなと思いました。
特にホームページの特徴で「ドライフードでは品質を保つ最小限の酸化防止剤BHTとBHA、没食子酸プロピルを使用しています。」と記載されていますが、最小限に使用されていても危険なものにかわりませんし、少しだけなら良いかと危険なものを与える人はいないと思います。
なので個人的な感想ですが、食事療法食ですが愛犬が病気であっても健康でいても与えようとは思えないドッグフードですね。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!はたして悪評はあるのか・・・
実際に愛用している愛犬家の方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。購入前の参考になるものを集めてみました^^
楽天で一番安くて、助かりました。腎臓の病気の予防にもなるそうなので、食べさせています。おいしいようで、続けてくれています。
<口コミ&評判 ユーザー1>
慢性腎不全の愛犬のために購入しました。
初めは食べてくれましたが、だんだん食べなくなりました。
残念です。<口コミ&評判 ユーザー2>
食べてくれますが粒が大きいですね。
老犬用の小粒かビッツタイプが出るといいなと
思っています。
今は砕いて与えています。<口コミ&評判 ユーザー3>
3袋目頃からか・・・糞がとても臭くなりました。お尻を綺麗に拭いても臭いです、糞も少し出るだけです。
口も臭くなりました。犬が拒否し始めましたので、これを完全にやめて安全なエサを捜し与えました。<口コミ&評判 ユーザー4>
どのフードが合うのか試しているところです。
こちらはコロコロした粒ではなく薄いのですが固めなようで軟らかいのがお好みのワンちゃんには向かないかもしれません。<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミをまとめる時に評判が非常に良いという声が多かったです。ただ食いつきが良いだったり粒の大きさがちょうど良いとかが多く、食事療法食として病気が改善されたとかが、あまりなかったのが残念でした。
逆に糞の臭いがキツくなったとお腹に異常をきたした犬もいるようです。
【まとめ】
以上、スペシフィックの原材料や成分、口コミや評判からもスペシフィックがどのように評価されているか分かった頂けたはずです。
その結果、残念ながら『★・・・・(1ツ星)』だということがわかりました。
まとめてみると、食事療法食だという割には身体に良いものがあまり使われていませんでした。実際、口コミでも食いつきが良いとか、粒がちょうどいい大きさというものが目立っていましたね。
健康を気遣って予防のために食事療法食を買って与えているのならば、値段も結構するので、それなら他のドッグフードを選んだ方が無難だと思います。