こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
市販の安価なドッグフードの管理は本当にずさんです。犬の体に害のある様々な有害な成分を入れているのに出荷前に検査もされていません。もちろんそれには理由があります。
それは、「人手、費用、設備」が必要だからです。つまりきちんと検査をすると莫大なコストがかかるために検査すらされていないのです。
そんな状態でドッグフードを商品として出荷できるの?
この画像は、とある有名なドックフードの表示内容です。どこのホームセンターやペットショップに行っても買える商品です。それも高級なドッグフードとして・・・
これには表示する基準があって、中に含まれている配合量が多い順で表示されています。ということは、「コーン」と「チキンミール」が最も多い原材料になっているということです。
しかし、穀物はもともとワンちゃんが消化できない原材料です。なぜならワンちゃんは肉食ですから。それなのにコーンが一番多い主成分になっているんです。
これはなぜかというと、穀物は肉を配合するよりも安く済みます。つまり、コスト削減です。
本来はワンちゃんの健康のことを考えて新鮮な肉類を入れるべきなのに、コーンを入れることによって費用を抑えて利益を出そうとしているんです。
2番目に表示されている「チキンミール」は恐ろしい原材料
この「チキンミール」はワンチャンにとって恐ろしい原材料なのです。チキンミールというのは、いっけん鶏の肉だけが入っているように見えますが、実は違います。
これをきちんと訳してみると、「鶏から取れるものだったら何でもいいよ」という意味なのです。つまり、「骨、くちばし、目、とさか」など何でもいいのです。
100歩譲って、まだこれなら鶏の一部だとわかるのですが、「病気で死んだ鶏」や「薬漬けになった鶏」なども含まれています。だって鶏ならなんでもいいんですから・・・
このような怖い原材料が、主原料になるようなぐらい多く含まれています。それを平気でパッケージに書く業者も業者ですが・・・。
たぶん消費者はそこまでわかっていないとバカにしているんでしょうね^_^;
でもこれがドッグフードの実態です!
このような成分が入っているものが普通に近所で売られています。ということはつまり、出荷時に検査などはしていないんです。
きちんと人手、費用、設備をかければ、このような悪い原材料が入っているのを発見することは可能だと思います。それなのに実行しません。
2009年に日本で唯一ドッグフードを規制する「ペットフード安全法」ができましたが、それはザル法だと言われています。つまりスルスルとすり抜ける法律なんです。
日本で作っているから・・・日本で暮らしているから・・・日本の原材料だから安全・・・などと思ってはいけません。
日本はペットフード業界では後発組なので、それをきちんと理解していないと、ワンちゃんの体調が悪くなったり、最悪の場合には…。みたいなことになりかねません。
ドッグフードを選ぶときはしっかり原材料見て選ぶようにしてあげましょう。愛犬を守ってあげれるのは飼い主しかいませんからね。