こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
治療をどれほど受けても治らないアレルギー性疾患や、耳の疾患などの慢性病にかかる犬が急増しています。
これらの原因はほとんどの場合「ドッグフード」だと言われています。しかし、原因がドッグフードだとなかなか気付きにくいのです。
なぜなら、食べたからといってすぐに症状が現れないからです。
例えば、私たち人間が「牡蠣」にあたってしまった場合、数時間後には下痢になり、嘔吐を繰り返ことになります。(※牡蠣の食中毒はキツいみたいなので、みなさんご注意を^_^;)
もし牡蠣で食中毒になった場合は、すぐに異常が出るので間違いなく牡蠣が原因だとわかります。しかしドッグフードの場合は徐々に体を弱らせていき、さまざまな病気を併発していきます。
つまり、時間が経たないとその症状が現れないのです。だから、粗悪なドッグフードは本当にタチが悪く、飼い主はほとんど気付かないのが現状です。
どうしてドッグフードを食べると病気なるの?
今ではドッグフードにもラベル表示がありますが、以前はそのような表示義務がなく「やりたい放題のドッグフード」が市場に蔓延していました。
その中でも特に毒性が強く、発がん性物質が含まれているドッグフードも多く出回っていたのです。
それを食べ続けていた犬は、アレルギー性疾患、皮膚病、関節炎、耳の疾患などなど、さまざまな病気を引き起こしていました。
その結果、最終的には・・・みたいな犬も残念ながら少なくありませんでした。
でも、誰も愛犬がおいしそうに食べているドッグフードが原因だなんて思いもしません。犬の健康被害が続いている状況の中、世界的にドッグフードの安全性を見直す動きが始まりました。
ペットフード安全法
日本でも2009年にペットフード安全法ができ、ラベル表示が義務化になりました。
だから発がん性物質などを含む「明らかにいるに健康被害がある物質」を配合することはできなりました。
しかし!!!
ラベル表示はあくまでドッグフードメーカー自体が配合した原材料と成分のみの表示です。これには少しカラクリがあって「原材料の段階で添加物を加工したもの」に関しては表示する必要がありません。
食肉処理業者、肉骨粉加工業者、さらに畜産業者がそれらの危険な添加物を飼料に混ぜていてもそれらは全て「肉類」の表示となるのです。
そして、その肉類はドッグフードメーカの工場に運ばれ、原材料の一つになります。
つまり、ドッグフードメーカーは「既に添加物が混ぜられている原材料」を使えば、製造過程において一切の添加物を使用せずに長期関保存できるドッグフードを作ることができます。
だって「肉類(酸化防止剤、発がん性物質・・・・・・・etc)」なんて表示はされていないですいし、書くとなると納まりきれません。ドッグフードメーカーが添加物を使用しなければ、もちろんラベル表示に記載する義務はありません。
その証拠に市販のドッグフードのラベル表示をみてください。賞味期限が1年や、2年のものがあると思います。
どう考えても食べ物で1年や2年の賞味期限なんておかしいと思いませんか?
ほとんど非常食のようなものです。そんなドッグフードを作るためにどれだけ危険な添加物を使って加工しているかは、よく考えてみればわかると思います。
もしかしたら、発がん性物質を含んでいる可能性もあるかもしれません・・・。
良質なドッグフードを見分ける方法とは?
発がん性物質を含むドッグフードを食べ続けていれば愛犬がどうなるかは誰でも想像がつくと思います。
それを防ぐために、良質なドッグフードを見分ける方法があります。
一番手っ取り早く分かりやすい方法としては、無添加のドッグフードを買うことです。無添加と書いてあれば必ず添加物は含まれていません。ただ、原材料の時点で使われている可能性があります。
だから保存期間を必ず確認してください。
大体の場合、危険な添加物を入れる目的が保存期間を長くするためなので保存期間を確認することで、本当に良質な無添加ドッグフードを見極めることができます。
良質なドッグフードの保存期間は「1ヶ月未満」です。これを目安にドッグフードを選んでください。
もし、愛犬に何か体の異常があるならすぐに今食べているドッグフードを見直さないといけません。飼い主のあなたが責任を持って愛犬の体を守ってあげてくださいね。