こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
犬はリビングに居るオオカミというコンセプトのもと考え作り出されたドッグフード「ティンバーウルフ」。
犬と狼は同じDNAをしているので、野生の時の食事に近づけることによって美味しさと効率よく栄養の吸収が出来るということですが、どのように近づけているのでしょうか?
今回は6種類ある中で「ティンバーウルフ・ブラックフォレストプラチナム」の原材料と成分を辛口評価したいと思います。
TIMBER WOLF「ティンバーウルフ」の基本情報!
商品名 | ティンバーウルフ(ブラックフォレストプラチナム) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税込) | 3,024円(単品購入時/正規販売店参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/全年齢対応 |
内容量 | 1.36kg |
生産国 | アメリカ |
備考 | 賞味期限、製造日より15ヶ月 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- アレルギーへの配慮
- 人工添加物不使用
- 低灰動物性たんぱく質を使用
とうもろこしや小麦を初めとしたアレルギーの原因になりやすいものは徹底排除しています。人工保存料や、着色料などの危険な人工添加物は一切使用していません。カリウムやカルシウムなどの無機物を含む低灰動物性たんぱく質を使用しています。
添加物とアレルギーによる危険性はなく、品質の高い動物性タンパク質が使用されているということで期待できそうですが・・・。次に実際に原材料と成分を見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
危険な添加物やアレルギーの原因になるものは本当に使用されていないのか原材料と成分を見てみましょう。危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
ベニソン(鹿肉)、ラム、噴霧乾燥白身魚、サツマイモ、サーモン、サーモンオイル、カボチャ、グリーンピース、亜麻仁、サンフラワーオイル、乾燥有機海藻、乾燥出芽酵母、ニシンオイル、乾燥アルファルファミール、リンゴ、ブルーベリー、ブラックベリー、クランベリー、乾燥イチジク、タイム、シナモン粉、ヒマワリ種子、ニンジン、乾燥セロリ、乾燥ビーツ、乾燥パセリ、乾燥クレソン、乾燥ホウレン草、トマト、レシチン、塩化コリン、ミネラル[アミノ酸亜鉛複合体、アミノ酸鉄複合体、アミノ酸マンガン複合体、パントテン酸カルシウム、ヨウ化カリウム、亜セレン酸ナトリウム]、ビタミン[ビタミンE サプリメント、ビタミンB12 サプリメント、ビタミンA アセテート、ナイアシン(ビタミンB3 源)ビタミンD3 サプリメント、リボフラビン(ビタミンB2 源)、葉酸、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6 源)、塩酸チアミン(ビタミンB1 源)、ビオチン(ビタミンB7 源)、クエン酸(ビタミンC 源)、混合トコフェロール(ビタミンE 源と酸化防止剤)]、プレバイオティクス[チコリー根(イヌリン)]、プロバイオティクス[乾燥ラクトバシラスアシドフィルス菌発酵生成物、乾燥ラクトバシラスカゼイ菌発酵生成物、乾燥ラクトバシラス乳酸菌発酵生成物、乾燥バシラスサブチルス菌発酵生成物]、パパイン、ユッカシジゲラ抽出物、βカロチン、フラクトオリゴ糖類、タウリン、L-カルニチン、DL-メチオニン、ローズマリー抽出物(酸化防止剤)
次に保証成分をチェック!
粗タンパク質 30%以上、粗脂肪 15%以上、粗繊維質 3%以下、粗灰分 9%以下、水分 9%以下
カルシウム 1.4%、リン 1.1%、銅 16mg/kg、ビタミンA 22,000IU/kg、ビタミンD 1,200IU/kg
ビタミンE 350IU/kg、オメガ6脂肪酸 3.5%、オメガ3脂肪酸 1.45%、カロリー 384kcal/100g
「品質を見極める6つの条件」で徹底検証!
危険な原材料は使われていませんでしたが「6つの条件」はクリアできているのかチェックしていきたいと思います。
【条件①】100%無添加なのか?
使用している添加物に危険なものはなく安全だと言えます。「酸化防止剤」に使用しているのは「混合トコフェロール・ローズマリー抽出物」と天然由来の成分を使用しているので安全です。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使用している肉類は「ベニソン・ラム・噴霧乾燥白身魚・サーモン」でした。主原料に「ベニソン」と食性が肉食の犬にとって非常に好ましいことです。
使用している肉類、魚類はアレルギーになりにくいものが使用されていますが、複数の動物性タンパク質が使われているのでアレルギーになった際には特定が難しくなります。
【条件③】「穀物類」への対応は?
このドッグフードは穀類が一切使われていないグレインフリーとなっています。穀類が使用されていないので穀物アレルギーに悩んでいるワンちゃんでも食べられます。
穀類からの栄養価は摂ることは出来ませんが、代わりに野菜や果物がたくさん使われているので栄養に心配は無いと言えます。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
油は「サーモンオイル・サンフラワーオイル・ニシンオイル」と魚油と植物性油が使われていました。使用している魚の名称と植物の名称が記載されているので品質に問題はなさそうです。
品質は問題ありませんが心配点があります。原材料に含まれている中でも、上位に含まれているおり、量が多いように感じます。油の量が多いと消化をするときにワンちゃんの腸に負担が掛かり便に影響するかもしれません。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
海外の公式サイトを隈なくチェックしてみたところ、ヒューマングレードの原材料を使用しているという記載はありませんでした。海外の公式サイトなので見逃している可能性もありますので、ご了承ください。もし間違いがあれば直ぐに追記と修正をさせていただきます。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
品質チェックはされているか同様に公式サイトを確認してみたところ、工場での管理・品質保証研究室での分析などをしているという記載がありました。
ただこちらも条件⑤と同様、もしかしたら間違えて受け止めている可能性もあります。一応製造前の品質チェックは出来ていると判断します。
【結論】「ティンバーウルフ」を辛口評価してみた結果・・・
それではティンバーウルフの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★★★・ 4ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★★★・(4ツ星)』だということがわかりました。原材料を検証してみると、肉類が主原料に来ていることや使われている原材料に危険なものがなく、品質など全体的に高いレベルのドッグフードでした。
ただ心配な点が2つありました。1つめが「サーモンオイルの使用」です。「サーモンオイル」は臭いが強く、量によってはワンちゃんの食いつきに影響があり、無駄になってしまう可能性があります。
2つめに「使用されている油の量」です。上記でも書きましたが、多ければ消化をするときに負担になる可能性があります。これらは不確定で、可能性はあるという注意はしておいたほうが良いと思います。
口コミや評判からわかる実際の効果とは?悪評はあるの??
実際に「ティンバーウルフ」を消費してみて、健康に効き目はあったのか、ちゃんと食べたのか見ていきたいと思います。
食い付きが良くて喜んでいます。与える量が減ったのでワンは、不満かもですが、品質は最高です。
<口コミ&評判 ユーザー1>
ティンバーウルフの食い付きがよかったのとアレルギーが一切出なかったので、しばらくこのフードでいきます。10歳の柴犬です。
<口コミ&評判 ユーザー2>
定期的に種類を変える事に成果か分りませんがとても良く我が家のワンコたちにあっていると思います。難点は、使い始めの時より値段がかなり高くなったのが残念。
<口コミ&評判 ユーザー3>
ローテーションフードのひとつで、何度もリピしてます。調子も良くて満足ですが、もう少しお安いと助かりますね。
<口コミ&評判 ユーザー4>
食いつきも良く、体調も良いようです。私はドッグフードらしくない匂いが好きです。お値段がもっとお手頃だと嬉しいです。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口原材料で心配していた「食いつき」は特に問題なく、ほとんどの犬が食べているようでした。
健康への効果は、アレルギーの改善や便が安定したなど、良い効果もたくさん出ているようです。与えるだけで健康をサポートできるのはメリットが大きいと思いました。
まとめ
以上、ドッグフード「ティンバーウルフ」の原材料や成分を6つの条件をクリア出来ているかチェックしてみました。その結果、『★★★★・(4ツ星)』だとわかりました。
まとめると「心配な部分もありましたが、アレルギー改善などの効果が期待できる良質なドッグフード」でした。
価格は決して安くありませんので、毎日与えるドッグフードというよりも「ローテーションの一つ」にしてもいいかなとは思います。