こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
天然の魚が原料のイタリア生まれのドッグフードだという「グリーンフィッシュ」。
イタリアを初めとした世界の95%のお客さまが満足しているというドッグフード「グリーンフィッシュ」の原材料や口コミはどうなのでしょうか…。
今回も原材料をおすすめの6つの条件にあわせて辛口評価し、その後口コミと評判も紹介したいと思います。「グリーンフィッシュは実際どうなの?」という方の参考になれば嬉しいです。
イタリアのマーペット社が販売している「グリーンフィッシュ」とは?
商品名 | グリーンフィッシュ |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 3,780円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用 |
内容量 | 2kg |
生産国 | イタリア |
備考 | 中粒タイプ |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 1種類のみの魚を使用
- 小麦不使用
- 人工着色料、防腐剤不使用
1種類のみの魚を使用することによってアレルギーへの特定がしやすくなっています。
アレルギーや消化不良を引き起こしやすい、小麦は一切使用されていません。ドッグフードには不必要な人工の着色料や防腐剤は使用されていません。
特徴だけでは魚を原料に、危険なものが使用されていないように思えますが・・・。実際の原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
原材料と成分で、愛犬に与えるにはふさわしくないものだと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
シリアル(トウモロコシ、米粉、コーングルテン)、魚【22%以上(サバ、イワシ、ニシン、ツナ、タラ)※季節により魚の種類が変わります】、 植物性オイル、ビートパルプ、ビール酵母、ビタミン及びミネラル(硫酸銅、炭酸鉄、酸化マンガン、炭酸コバルト、酸化亜鉛、ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ハーブ(アーティチョーク、ローズマリー、ミルクシスル
次に保証成分をチェック!
水分 8.0% 、 リン 0.9% 、粗タンパク質 24.0% オメガ3 0.32% 、粗繊維 3.0% 、 オメガ6 3.6% 、粗脂肪(飽和脂肪酸) 10.0% 、 ビタミンA 18,500IU 、粗灰分 5.8% 、ビタミンD3 1,400IU 、ナトリウム 0.35% 、ビタミンE(αトコフェノール) 195mg 、カルシウム 1.2% 、マグネシウム 0.09%、カロリー: 345.0kcal/100g
独自基準「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
おすすめしている「安全で良質なドッグフードとして6つの条件」をクリアできているか検証します。
【条件①】100%無添加なのか?
使われている添加物に合成着色料や合成保存料・酸化防止剤(ソルビン酸K)などの危険なものはありませんでした。
酸化防止に使用しているのはビタミンE(天然抽出物)のものなので安心できます。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
使われている肉類は季節によって、サバ、イワシ、ニシン、ツナ、タラのどれか1種類のものが使われます。1種類だけのたんぱく源なのでアレルギーの特定がしやすいです。
ただサバやイワシなどの青魚はアレルギーになる可能性があるので注意が必要です。魚を与えるならオススメは白身魚・赤身魚です。
【条件③】「穀物類」への対応は?
使われている穀類はトウモロコシ、米粉、コーングルテンとアレルギーを発症させやすいものが使用されていました。
またそれらは主原料にくるほど含まれており、アレルギーの可能性がそれだけ高まります。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使われている油「植物性オイル」でした。このオイルは何の植物から使っているのか分からないので、安全とはいえません。
基本的に植物性オイルに使われる物は犬に影響がないものばかりなので、人によっては危険だと判断しても良いと思います。
【条件⑤】人間が食べる高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
公式サイトを確認してみたところ、品質の高さについては書いていましたが、ヒューマングレードを使用しているとは書かれていませんでした。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
製造前の品質チェックを行っているか、公式サイトを確認してみたところ原材料の選定から製造工程、パッケージから輸送まで厳格な品質管理を行っているようです。
海外で作られているので輸送までしっかりと管理されているのは評価できます。よって製造前の品質チェックは合格です。
【結論】グリーンフィッシュを辛口評価してみた結果・・・
それではグリーンフィッシュの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ 2ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★★・・・(2ツ星)』だということがわかりました。
魚を使っているということが「グリーンフィッシュ」最大の特徴だと思うのですが、犬は基本肉食なのでどちらかというと鶏や牛などの肉類のほうが好ましいです。
ただ、日本犬や北欧の犬のような昔から海の近くや囲まれている環境で生活していた犬の場合は魚をたんぱく源として摂ってきたので大丈夫です。
しかし、青魚や穀類と犬がアレルギーになりやすいものが使われているのが気になりました。またほとんど栄養素がなく、量増しに使われるビートパルプが使われているのも残念です。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか・・・
購入したかたの「口コミ」や「評判」を見てみましょう。ドッグフード選びの参考になるものを集めてみました。
同じグリーンフィッシュの小粒と混ぜて与えています。小粒だけだと丸呑みだし、中粒だと時々のどにつっかえるらしく・・・。混ぜてからは適度にかりかりしていい感じ。
<口コミ&評判 ユーザー1>
一粒が大きくてご褒美としてあげるのに調度良いです。
<口コミ&評判 ユーザー2>
このフードのお陰で、軟便気味だった子は改善されました。ただ、涙やけが酷くなってきた気がします。うちの子特有のアレルギーだと思いますが、しばらく量を調整します。
<口コミ&評判 ユーザー3>
大袋で購入するので、密封できるとありがたいかなと思います。
<口コミ&評判 ユーザー4>
手持ちのフードが切れ、評判の良いフードみたいなので購入してみましたが…
うちの犬(トイプー)は嫌がって逃げて一粒も口にしてくれませんでした(泣
それぞれ好みがあるので何とも言えませんが…食べてくれないのでリピはないです<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミの数が全体的に少なく、小粒タイプと中粒タイプで原材料が変わらないのでまとめて紹介しました。
実際に体験されている方が感じている効果は、DHAやEPA源のおかげか「毛並みが良くなった」といった意見が多かったです。
ただ穀類のせいか涙やけやアレルギーが悪化している子もいるようで、与える際は注意が必要ですね。
【まとめ】
以上、イタリア生まれの「グリーンフィッシュ」が良質なドッグフードかどうか徹底検証してみました。その結果、残念ながら『★★・・・(2ツ星)』だとわかりました。
口コミや評判からもグリーンフィッシュがどのような製品か分かって頂けたはずです。
まとめてみると「魚が主原料ではなく、相性の悪い穀類が主原料のドッグフード」だとわかりました。
魚が使用されているので鶏や牛などの肉類にアレルギーを持っている愛犬に良いと思えますが、残念ながら穀類が主原料になっているのでアレルギー対策として購入するなら魚を主原料にした別のドッグフードをオススメします。