こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
明日をより長く生きるために今日をより健康に！高品質のドッグフードを提供というキャッチコピーで販売されているドッグフード「キャネディ」。
長生きできるように健康を追求したようですが実際、追求した中身や実態はどうなのでしょうか…。
当サイトが推奨している「良質なドッグフードとして６つの条件」を使って、原材料や成分を検証し、辛口評価したいと思います。その後口コミや評判を検証してみたいと思います。
全米で評価がされている？「キャネディ」とは？
| 商品名 | キャネディ |
|---|---|
| 種類 | 総合栄養食/ドライフード |
| 参考価格（税抜） | 10,980円（単品購入時/amazon参考価格） |
| 対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用 |
| 内容量 | 19.9kg |
| 生産国 | アメリカ |
| 備考 | 特に無し |
主な特徴は以下の「３つ」です。
- 最適なタンパク質
- トウモロコシなど不使用
- 全ての年齢、犬種に対応
犬にとって栄養学的にも最適なタンパク質が豊富に含まれています。
アレルギーの原因となりやすいトウモロコシや小麦は一切不使用となっています。
獣医さんと全ての年齢、犬種に合うように工夫し、作られました。
犬に最も必要なタンパク質が豊富に含まれているということですが、実際に使用しているタンパク源などを確認してみましょう。
原材料と成分を徹底分析！
安全なドッグフードを選ぶ上で欠かせない「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から！
チキンミール、ターキーミール、ラムミール、玄米、白米、米糠、エンドウ豆、ジャガイモ、オートミール、大麦粉、チキン脂肪、雑穀、乾燥トマト、天然香料、亜麻仁、海洋魚肉、塩化コリン、乾燥アルファルファミール、イヌリン、レシチン、セージエキス、クランベリー、β-カロチン、ローズマリーエキス、ヒマワリ油、ユッカシジゲラエキス、乾燥エンテロコッカスフェシウム発酵物、ラクトバチルス・アシドフィルス発酵物、乾燥ラクトバチルスカゼイ発酵物、乾燥乳酸桿菌属プランタラム発酵物、乾燥トリコデルマロンギブラキアタム発酵エキス、ビタミン類（ビタミンE、チアミン硝酸塩、アスコルビン酸、ビタミンＡ、ビオチン、ナイアシン、カルシウムパントテン酸塩、塩酸ピリドキシン、ビタミンB12、リボフラビン、ビタミンD3、葉酸）、ミネラル類（鉄タンパク質化合物、亜鉛タンパク質化合物、銅タンパク質化合物、硫酸鉄(II)、硫酸亜鉛、硫酸銅、沃化カリウム、マンガンタンパク質化合物、マンガン(II)酸化物、硫酸マンガン、ナトリウム亜セレン酸塩）、パパイヤ、パイナップル
次に保証成分をチェック！
粗タンパク質：24.0％以上、粗脂肪：14.5％以上、水分：10.0％以下、粗繊維：4.0％以下、リノール酸（オメガ6）：3.70%以上、ビタミンE：200.00 IU/ kg以上、アルファリノレン酸（オメガ3）：0.50%以上、アスコルビン酸（ビタミンC）：50.00 mg / kg以上、ラクトバチルス;アシドフィルス：1億CFU /ポンドセルラーゼ（a）：100 CMCU/ｋｇ以上、カロリー：3600kcal/kg。
独自基準「良質なドッグフードの６つの条件」で検証！
分析した原材料と成分をもとに、当サイトでおすすめしている「安全で良質なドッグフードを見極める６つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか？
添加物を見てみると、特に危険なものは使われていませんでした。犬にとって本来不要な香料ですが、使われているものは天然香料なので犬の身体に毒ではないので安全と言えるでしょう。
安全ではありますが１００％無添加ドッグフードとは言えません。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は？
使われている肉類は「チキンミール、ターキーミール、ラムミール」でした。これは副産物（くちばし・骨・皮）などを粉にして混ぜられて作られたものです。
これらは栄養価がなく、何が入っているのか分からないものなので、品質に不安が残ります。
【条件③】「穀物類」への対応は？
使われている穀類は「玄米・白米・米糠」と米類が多く使われていました。
玄米は穀物の中でも比較的安全ですが、他の2つは犬にとってアレルギーになりやすく、消化不良による便秘や下痢になる可能性が非常に高くなっています。
【条件④】良質な油（脂肪分）を使用しているか？
使われている油はチキン脂肪とひまわり油でした。「ひまわり油」は犬の食事で重要な不飽和脂肪酸が含まれています。なのでこれは犬にとって非常に良いことです。
またチキン脂肪も普段の生活でのエネルギーを供給してくれるのでここも評価が出来ます。
【条件⑤】人間が食べられる高品質な原材料（ヒューマングレード）の使用は？
海外の会社なので念のために公式サイトとパッケージを確認してみたところ、品質にこだわりがあるようですが、ヒューマングレードのものは使用されていませんでした。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか？
公式サイトを確認してみたところ、工場のことが一つも書かれていませんでした。出来れば工場の品質や衛生面のことなどが記載されているのがベストです。
よって製造前に品質チェックはクリアできていません。
【結論】ドックフード「キャネディ」を辛口評価してみた結果・・・
それではキャネディの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★・・・ ２ツ星
（５段階評価中）
総合評価してみた結果『・・・★★（２ツ星）』だということがわかりました。原材料を見てみると、たくさんのものが入っていました。
たくさんのものが入っているということはそれだけ様々なところから栄養が摂れるので良いことだと言えます。
また使われている添加物、油ともに問題はないのですが、ドッグフードの要とも言える主原料の肉類の品質は悪く台無し感があります。
また使用している肉類の種類が多く動物性タンパク質にアレルギーが出た場合特定が困難になります。
ドッグフード選びで最も大切な肉類と穀類の品質に不安が残る結果となりました。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう！悪評はあるのか・・・
購入した愛犬家の方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。購入前の参考になるものを集めてみました＾＾
食いつきも良かったのですが、匂いが豚舎の臭いと言うかちょっと酷かったです。酸っぱい臭いも時折したので もったいとは思いましたが破棄いたしました。非常に残念です
＜口コミ＆評判 ユーザー１＞
うちのワンちゃんは、大型犬なので小袋だとすぐなくなり、何度も何度も購入しなくちゃいけないですが、この量だと、約１か月弱は持つので助かります。お値段も、リーズナブルでワンちゃんもバクバクたべてくれるからまずくはないんだと思います。
＜口コミ＆評判 ユーザー２＞
このフードを食べるようになってウンチの回数がものすごく増えました。ウンチの状態は悪くないけど量が多くて臭いんです。近所迷惑で申し訳ないのですがまだまだ大量にフードが残っています。たぶん消化吸収が良くないフードなんだと思います。リピはないです。
＜口コミ＆評判 ユーザー３＞
この容量でこのお値段ですので、大変お得だと思います。ただ・・・便が柔らかめ、そして量が増える気がしています。
＜口コミ＆評判 ユーザー４＞
とてもお安いので購入。食いつきやウンの固さ等に問題は無いが・・ウンの量が増えてる気がします。
＜口コミ＆評判 ユーザー５＞
アメリカらしい大容量のドッグフードは大型犬を飼っている飼い主さんには助かるようで好評でした。
ただ「便が柔らかくなった」「糞の量が多くなった」など便に異常が出ているようです。ドッグフード選びに失敗したときこの量の処理は困ると思うので買う際には注意が必要ですね。
【まとめ】
以上、原材料や成分を検証し「良質なドッグフードとして６つの条件」を満たすかどうか徹底検証してみました。その結果、残念ながら『・・・★★（２ツ星）』だとわかりました。
まとめると「肉類と穀類が品質を台無しにしているドッグフード」だと分かりました。
実際に口コミでも「便が消化不良」といった問題も出ているようなのでおすすめできるドッグフードだとは言えません。
