こんにちは。無添加ドッグフード研究家の「saki」です。
アレルギーに悩む愛犬のために魚を主原料にした無添加ドッグフード「フィッシュ4ドッグ」。
アレルギーを持つ愛犬のために開発されたということでアレルギーへの対応は慎重になっていると思いますが、実際に使用されている原材料や成分はどうなのでしょうか。
今回も原材料と成分を辛口評価した後に口コミや評判を紹介していこうと思います。
フィッシュ4ドッグの基礎情報
| 商品名 | フィッシュ4ドッグ(サーモン) |
|---|---|
| 種類 | 総合栄養食/ドライフード |
| 参考価格（税抜） | 3,326円（単品購入時/amazon参考価格） |
| 対応犬種/年齢 | 全犬種用/全年齢対応 |
| 内容量 | 1.5kg |
| 生産国 | イギリス |
| 備考 | 小粒タイプ・大粒タイプがあります。 |
主な特徴は以下の「３つ」です。
- 高品質の養殖サーモンを使用
- 新鮮な魚を使用
- 穀物アレルギーに配慮
高品質の養殖サーモンを使用しています。なぜなら、愛犬の身体を構成していくうえで大切なたんぱく質の供給源になるからです。
また魚由来の皮膚や被毛に良いとされるオメガ3＆6をバランスよく摂ることが出来ます。穀物アレルギーの犬に配慮して、食後の血糖値が緩やかになるポテトとエンドウを使用しています。
かなりこだわったサーモンを使い、穀物アレルギーにも配慮しているようですが、その他に使用されている原材料はどうなっているのでしょうか。
次に原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析！
アレルギーに配慮されているという「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から！
サーモン (27.25%)ポテト (21.05%) エンドウ (20.33%) サーモンミール (11.94%) サーモンオイル (9.69%) ビートファイバー (5.38%)ビール酵母 (2.16%) サンフラワーオイル (1.3%)
ビタミン&ミネラル(0.9%)
次に保証成分をチェック！
粗タンパク質 26％ 粗脂肪 12％ 粗灰分 7.5％ 粗繊維 2.5％ 水分 8％ オメガ 6脂肪酸 2.9％ オメガ 3脂肪酸 1.9 代謝エネルギー：347kcal/100g
「良質なドッグフードの６つの条件」を満たせているか検証！
分析した原材料と成分をもとに、当サイトでおすすめしている「安全で良質なドッグフードを見極める６つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか？
「フィッシュ4ドッグ」に添加物は一切使われていません。添加物による危険性が無いのでワンちゃんにとっては非常に安心で安全だと言えます。結果１００％無添加ドッグフードと言えます。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は？
使われているのは肉類ではなく、魚類です。使用している魚類は「サーモン」と「サーモンミール」でした。使われているのは肉類ではないのでチキンアレルギーなどの肉類へのアレルギーを持っているワンちゃんには良いと思います。
【条件③】「穀物類」への対応は？
グレインフリーとなっているので穀類は一切使用されていません。不使用ということは穀類にアレルギーを持っているワンちゃんにも安心して与えることが出来ます。
また穀類にアレルギーが無くても使用されている場合、消化不良になる可能性があるので無いことに越したことはありません。
【条件④】良質な油（脂肪分）を使用しているか？
使われている油は「サーモンオイル」と「サンフラワーオイル」でした。これらは特徴でも少し触れましたが抗酸化作用があります。またオメガ３＆６脂肪酸が含まれているので皮膚や被毛にも良い効果が期待出来ます。
【条件⑤】人間が食べられるほど高品質な原材料（ヒューマングレード）が使用されているか？
ドッグフード「フィッシュ4ドッグ」の公式サイトをチェックしてみたところ、ヒューマングレードの原材料を使用しているという記載はありませんでした。
残念ながら「フィッシュ4ドッグ」はヒューマングレードの原材料は使用していませんので原材料の品質に不安があります。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか？
ドッグフード「フィッシュ4ドッグ」の公式サイトを確認してみたところ、「フィッシュ4について」というページに「決して機械だけに頼らず、厳重に検査し、製造しています。」と記載がされていました。製造前の品質チェックは行っていると判断します。
【結論】「フィッシュ4ドッグ」を辛口評価してみた結果・・・
それでは「フィッシュ4ドッグ」の総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★★★・・ ３ツ星
（５段階評価中）
総合評価してみた結果『★★★・・（３ツ星）』だということがわかりました。原材料をまとめてみると「えんどう」以外は特に危険だというものは使用されていませんでした。
「えんどう」を危険としている理由は「えんどう」は植物性タンパク質を多く含んでいるので、食べ過ぎると消化に負担が掛かり下痢や嘔吐に繋がる可能性があります。もちろん適正の量であれば何も問題はありませんが表記されていないので注意が必要です。
危険ではありませんが悪いところを挙げると「サーモン」が使用されているので臭いがチキンなどの肉類を使用するよりも少しキツくなっている可能性があります。それによってワンちゃんが食べないことも考えられます。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう！悪評はあるのか？
実際に「フィッシュ4ドッグ」を与えてみてアレルギーが改善されたのか「口コミ」を見てみましょう。
ホントに臭いが魚系でキツいです。商品自体は良いものだと思いますが
家のワンコには合いませんでした。＜口コミ＆評判 ユーザー１＞
うちの犬は10歳になりますが、ここ２、３年で食物アレルギーになり、普通のドッグフードではかゆがるようになったため、こちらのドッグフードを試したところ、だいぶかゆがらなくなったような気がします。
＜口コミ＆評判 ユーザー２＞
基本的に魚は好きではありませんが食べてます。他のフードと混ぜているのでこれだけだと食べないかも。
＜口コミ＆評判 ユーザー３＞
うちのワンちゃんはこれだけでは食べてくれませんでした。なのでトッピング的な使い方をしています。
＜口コミ＆評判 ユーザー４＞
とっても食い付きのいい餌だと思います。袋を開けたとき、魚の匂いがスゴいです。魚が苦手な人は匂いがキツいかも。うちの犬はサーモンが大好きなので、喜んでいます
＜口コミ＆評判 ユーザー５＞
やはり魚を使用しているということで仕方ありませんが、臭いがキツめになっているようです。魚が嫌いな犬はトッピングなどをしないと食べないようです。
健康面では「痒がらなくなった」と良い効果も出ているようです。
お肉が好きな犬に与えるよりかは、魚好きな犬に与えることになりそうですね。
まとめ
以上、「フィッシュ4ドッグ」の原材料や成分を検証し、実際にアレルギーへの効果があったのか口コミをまとめてみました。
その結果、残念ながら『★★★・・（３ツ星）』だとわかりました。
まとめると「魚の使用による食いつき低下はあるが、アレルギー改善への効果は期待できるドッグフード」だと分かりました。
もしおすすめするとしたら肉類より魚類のほうが好きな犬か、アレルギーに悩む犬だと思います。
肉類のほうが好きな犬や、食にうるさい犬の場合はまったく食べない可能性もあるので、注意が必要ですね。
