こんにちは。ドッグフード研究家の「saki」です。
愛犬の元気で楽しい毎日を支える栄養バランスと美味しさというキャッチコピーで販売されているドッグフード「ペディグリー」。
栄養と美味しさをバランスよく配合させたという「ペディグリー」の中身や実態はどうなのでしょうか・・・。
今回も商品の広告に書いてある良い内容は一切無視して、原材料と成分を徹底検証し辛口評価したいと思います。さらに実際に購入した方の口コミや評判もまとめたいと思います。
ペディグリーとは?
商品名 | ペディグリー |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 2,562円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応犬種/年齢 | 全犬種用/成犬用 |
内容量 | 10kg |
生産国 | タイ |
備考 | 賞味期限18ヶ月 |
主な特徴は以下の「4つ」です。
- 優れた消化吸収
- 毛づや・皮膚の健康
- お口の健康をサポート
- 免疫力維持
皮膚や被毛に良いとされるリノール酸を多く含むベジタブルオイルを使用することによって毛づや、そして皮膚の健康維持にも期待ができます。
また、歯に良いとされるカルシウムを配合しているのでお口の健康も同時にサポートできかもしれません。
さらに病気や怪我の予防にもなる「免疫力」の向上を目的とし「抗酸化成分」も配合されていました。
身体全体の健康を満遍なく考えられたドッグフードのようですが実際身体に良いものがはいっているのでしょうか??次に、原材料と成分を詳しく見てみましょう。
原材料と成分を徹底分析!
安全なドッグフードを選ぶ上で欠かせない「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料から!
穀類、肉類(チキン加水分解物、チキン、ビーフ等)、大豆、油脂類(パーム油等)、タンパク加水分解物、植物性タンパク、ビートパルプ、キシロース、野菜類(トマト、ほうれん草、にんじん)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、リン)、アミノ酸(グリシン、システイン、メチオニン)、着色料(青2、赤102、黄4、黄5、二酸化チタン)、保存料(ソルビン酸K)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸)、pH調整剤
次に保証成分をチェック!
タンパク質:18.0%以上、脂質:10.0%以上、粗繊維:4.0%以下、灰分:8.0%以下、水分:10.5%以下
独自基準の「良質なドッグフードの6つの条件」で検証!
分析した原材料と成分をもとに、当サイトでおすすめしている「安全で良質なドッグフードを見極める6つの条件」を満たしているか検証してみましょう。
【条件①】100%無添加なのか?
使われている添加物は危険とされる着色料と保存料、酸化防止剤「BHA」と「BHT」が入っていました。
本来、使っている肉の品質が良ければ使う必要が無く、これを使っているという事は危険性と同時に肉の品質も悪いと言えます。
また酸化防止剤に使われている「BHA」と「BHT」も発がん性の危険性があるので、長期に渡って与えるのは好ましくありません。
【条件②】主原料の「肉類」の品質は?
肉類のなかにチキン加水分解物というものが入っています。これは塩酸を使ってタンパク質をアミノ酸に分解したものとなっています。
分解する過程で「クロロプロパノール」という発がん性物質が生成され、検査して取り除くのですがこのとき人がチェックしているので100%除去出来ているとは言えず品質に不安が残ります。
【条件③】「穀物類」への対応は?
原材料を見てこれが1番驚きました。何に驚いたかといいますと、このドッグフードの主原料となんと穀類ということです。さらに何が入っているのか具体的に記載されていないことにも驚かされてしまいました。
穀類は犬と相性があまり良くないし、何が入っているのか分からないのは最悪です。
【条件④】良質な油(脂肪分)を使用しているか?
原材料に記載されている油は「パーム油等」と書かれています。肉類と穀類と同様でパーム油以外に何が入っているのか不明です。油にも「動物性油脂」など犬にとって危険なものもあるので、ここもはっきりと書いていて欲しいところですね。
【条件⑤】人間が食べられるほど高品質な原材料(ヒューマングレード)が使用されているか?
公式サイトを見たところ、「良質な素材を使用」と書かれているのですが、ヒューマングレードのものを使用しているというようなことは書かれていませんでした。
使われているものも不明なものや危険性の高いものも入っているので、ヒューマングレードのものは使用されていないでしょう。
【条件⑥】「製造前」の品質チェックを行っているか?
製造前に品質チェックを行っている場合、公式サイトに記載されますが、記載されていませんでした。製造前の品質チェックというのは高品質なドッグフードは必ず行っている事なんでドッグフード選びの参考にするのをオススメします。
【格付け】ペディグリーを辛口評価してみた結果・・・
それではペディグリーの総合評価を発表しましょう。
その評価はずばり・・・
★・・・・ 1ツ星
(5段階評価中)
総合評価してみた結果『★・・・・(1ツ星)』だということがわかりました。価格はお手ごろ価格で非常に魅力的だと思いますが、全体的に不透明な物が多い印象でした。
穀類・肉類・油と主原料になっているものが不明で愛犬に安心して与えれるドッグフードとはいえません。また商品ページには良質な素材を使用していると記載されているのですが、原材料には具体的に書かれていませんし、特に良質な素材というものもあるようには思えませんでした。
全体的に曖昧なものが多く、また使われている添加物も危険性が高いものなので正直、長期に渡って与えるのは考えられないドッグフードだと思いました。
口コミや評判からわかる実際の効果を見てみよう!悪評はあるのか?
実際に愛用している愛犬家の方の「口コミ」や「評判」を見てみましょう。購入前の参考になるものを集めてみました^^
うちのトイプードル(3歳)には合いませんでした。下痢をしてしまいました。
<口コミ&評判 ユーザー1>
犬が多いので、10キロは助かります。ありがたいです。後は種類があれば!
<口コミ&評判 ユーザー2>
別銘柄も購入していましたが量も多く値段も手頃なので、この商品を毎回購入する事にしました。
<口コミ&評判 ユーザー3>
安いフード、正直どうなの?と思いつつ値段にひかれ購入しました。結果は大満足です。カニンヘンダックスに与えているのですがうんちの回数が増えた位で他は何もありません。もっと早くこのフードにしておけばよかったです。
<口コミ&評判 ユーザー4>
ウエスティを2匹飼っていますが、どちらも非常によく食べます。
<口コミ&評判 ユーザー5>
口コミをまとめてみて、全体的にやはりこの安い価格に喜んでいる飼い主さんが多く、特に多頭飼いしている家庭では好評でした。
ただ下痢になった子や便の回数が増えた子もいるようなので、与えるにはやはり少し与えるには心配ですね。
【まとめ】
以上当サイトでオススメしている「良質なドッグフードの6つの条件」を満たすかどうか徹底検証してみました。その結果、残念ながら『★・・・・(1ツ星)』だとわかりました。
原材料を見てみると「具体的に書かれていない不透明なドッグフード」だということが分かりました。
口コミでは価格の安さに喜んでいる飼い主さんも居ましたが愛犬のことを考えてドッグフードを選ぶならこのドッグフードはおすすめできません。